繊細なのに冒険的な一面がある矛盾に悩まされやすいHSS型HSP。
ニワっち
HSS型HSPがストレスを溜めないためには、自分の心を認めてあげて、自分らしく生きられる環境を整えなければいけません。
そこで今回は、HSS型HSPの筆者がストレスを溜めないために気をつけている心得について5つほど紹介します。
- HSS型HSPって誰にも理解してもらえないの?って悩んでる人
- 仕事や人間関係が続かないってやっぱり変なの?って思っている人
- 自分の生き方にうんざりしている人
生きづらい毎日にストレスを溜めていた人は、ぜひチェックしてみてください。
HSS型HSPの特徴について理解を深めよう!
HSS型HSPとは、一言で言うと「刺激探求型の繊細さん」です。
- HSSは、「High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)」の略称で、刺激探求型という意味。
- HSPは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で、先天的に、感受性が豊かで傷つきやすいのが特徴。
HSS型HSPの特徴としては、以下のような項目が挙げられます。
- 刺激を求めて外には出るけど、帰ったらぐったり虫の息。
- 第一印象は社交的だけど、じつは人付き合いが大の苦手。
- いろいろ考えすぎて頭はいつだってパニック状態。
- 人の感情や空気感には超敏感でめっちゃ気を使う。
- 気になったら即行動。失敗したらガチ凹み。
- 自己肯定感が低いくせに自信満々。
- やりたいことはいっぱい!だが飽きる。
このように、HSS型HSPは繊細なのに刺激を求めて行動してしまう、矛盾を抱えています。
その結果、「何でいつも上手くいかないんだろう」「相談しても全然理解してもらえない」とストレスを溜めてしまうんです。
HSS型HSPは全人口の6%だけ!
そもそもHSS型HSPは、全人口の6%しかいません。
ちなみに、HSPは全人口の15%〜20%と言われていて、およそ5人に1人という割合です。
ニワっち
全人口に対して繊細さんは圧倒的に少ないため、生きづらさを抱えている人が多くなっているんです。
HSS型HSPがストレスを溜めないためにチェックするべき心得5選
では、HSS型HSPがストレスを減らすには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
本記事では、以下5つの項目に分けて紹介します。
- HSS型HSPという気質を認めてあげる
- 否定的な人とは付き合わない
- 合格点のラインを下げる
- 常に「今」の心模様を大事にする
- ワガママに生きる
ニワっち
HSS型HSPとの向き合い方の一例として、参考にしてみてください。
心得1.HSS型HSPという気質を認めてあげる
まず始めに、HSS型HSPという自分の気質を、自分自身が認めてあげることから始めてみましょう。
つまり、「自分は間違っていなかったんだ」と、気付いてあげるということです。明らかなミスや失敗・失言に対して、「私は間違っていない!」と考えることとは違います。
だけど、中身は繊細だから1人きりの時間が絶対に必要!
ついついあれもこれも頑張りすぎちゃうHSS型HSPは、急に電池が切れて「疲れた…1人になりたい」と思い込むうえ、思い立ったときの行動も早いです。
周りからは「二重人格かな?」「社交的なのか根暗なのかよくわからない人」と思われるかもしれません。
だけど、そういう気質なんです。病気でも何でもありません。
せめて自分だけは、自分自身を認めてあげましょう。そして、それは決して口に出さず、自分の心の中にしっかりしまい込んでおくことが重要です。
ニワっち
心得2.否定的な人とは付き合わない
HSS型HSPという気質を認めてあげたら、次は人間関係を整理していきましょう。
ただでさえ理解されにくい気質なので、明らかに「なんか嫌だなぁ」と感じる人とは付き合わないのが無難です。
たとえば、HSS型HSPは何でも挑戦したがるので、「〇〇やってみたいんだよね!」と相談したとします。
そこで「難しいんじゃない?」「本当にできるの?」と、否定的なアドバイスしかくれないような人とは付き合わないほうが良いでしょう。
なぜなら、HSS型HSPは繊細なので、否定されたら簡単に心が折れます。
ニワっち
でも、違いますよね。やりたいこととはとことん向き合いたい。だけど、今一歩勇気が出ないから背中を押してほしいだけなんです。
我が道を突っ走りたいHSS型HSPにとって、否定的な人は天敵でしかありません。
今すぐにでも、離れるようにしましょう。
心得3.合格点のラインを下げる
上記2つの心得だけでも、だいぶストレスが減るのではないでしょうか。ここからは、さらに自分自身のハードルを下げていきましょう。
HSS型HSPは、小さなミスでもズルズルと引きずってしまいます。
なので、自分の合格ラインを少しでも下げて、「まぁいいか」「次がある」と、凹む機会を減らすことが大切です。
ニワっち
HSS型HSPは、人一倍あれこれと考えすぎてしまうので、じつはちょっと妥協するくらいでもちょうど良かったりします。
散々時間をかけても、「はい、やり直し」みたいなことだって結構あります。
常に90%〜100%を目指すのではなく、ときには60%を目指して肩の力を抜きましょう。
心得4.常に「今」の心模様を大事にする
HSS型HSPがストレスを溜めない心得4つ目は、「今」の心模様を大事にすることです。
今まで何度も、「前と言ってることが全然違うじゃん」とか「コロコロ変わりすぎ!」「結局何がしたいわけ?」と、よく分からない人というレッテルを貼られたことがある人が多くはありませんか?
HSS型HSPは、果敢にいろんな挑戦をするものの、飽きるペースもかなり早いです。転職のペースも早く、いろいろな仕事を転々としてきた人もいるでしょう。
ニワっち
「自分は何がしたいんだろ?」って思い詰めてきたかもしれませんが、「何でもやりたい!」これで良いのではないでしょうか。
なりたい自分、やりたいことを決めるのは、他人ではありません。自分自身です。
HSS型HSPって、共感力が高いからいろんな自分になれると思うんです。
なので、「こうでなきゃいけない」っていう常識論は捨てて、「今」の自分磨きに切磋琢磨するのが精神衛生上でも良いのではないでしょうか。
ニワっち
心得5.ワガママに生きる
総まとめです。全ての心得を踏まえてうえで、筆者が行き着いた極論は「ワガママに生きること」です。
自分勝手に生きれば問題ありません。多分、それでもHSS型HSPは十分必要とされます。助けてくれる人がたくさんいます。
なぜなら、HSS型HSPは人が嫌いで仕方ないけど、人が大好きで仕方ないからです。
そう、この矛盾こそがHSS型HSPなんです。
めちゃくちゃ疲れる生き方ですが、その分助けてくれる人にも恵まれます。
ニワっち
HSS型HSPは何がストレス?悩みやすいことも理解しておこう!
ここまで、HSS型HSPの特徴や、ストレスを少しでも減らす心得について紹介しました。
もう1つ、HSS型HSPにとって悩みやすいことについても、箇条書きにしてまとめておきます。
- 中立な立場になることが多く、その都度他人の意見に流されやすい
- 人前になると、急に本領を発揮できないことがある
- 自分を否定しすぎて何もできなくなることがある
- イベントは最初の1〜2時間しか楽しくない
- 外では常に気を張ってしまう
- 1人反省会が多い。
とくに、自己肯定感が低いHSS型HSPは、1人でストレスや悩みを背負い込んでしまうケースが多いです。
このような状況や環境にストレスを感じた場合は、サッと気持ちを切り替えたり、環境を変えたりして乗り切りましょう。
上記の箇条書きを、以下のように言い換えてみました。
- 自分の意志を伝えつつ、ほどよく共感する。
- 人前が苦手なら、1人でもできることを見つける。
- 行き詰まったら、とことん休む。そして再スタート。
- つまらなくなったら即帰る。
- 諦める。そして、家でゆ〜っくり休む。
- ほどほどにしないと、一生答えが出ません。
ニワっち
HSS型HSPのストレスに関連する質問Q&A
最後に、HSS型HSPのストレスに関連するQ&Aについて応えていきます。
今回紹介する質問はこちらです。
- HSS型HSPに効果的なストレス発散方法はある?
- HSS型HSPに向いてる仕事は何?
- HSS型HSPでも結婚できるの?
少しでも悩みを減らして、HSS型HSPとしての生きやすさを見つけていきましょう。
Q1.HSS型HSPに効果的なストレス発散方法はある?
A. 音楽を聴いたり、緑豊かで静かな場所がおすすめです。
音楽とHSS型HSPは、めちゃくちゃ相性が良いんです。というのも、HSS型HSPは共感性が高いから、非HSPの数百倍も情報が流れてきます。
そのため、リラックス系音楽の効果も十分に受けることができます。
ニワっち
また、緑豊かな公園でのんびりと過ごすのもおすすめです。疲れたときは、積極的に公園に出かけましょう。
Q2.HSS型HSPに向いてる仕事は何?
A. HSS型HSPは、自分中心で働ける仕事と相性が良いです。
フリーランスや自営業など、自分のやりたいことを、好きな時間にできる仕事が向いています。
一方、向いていない仕事は、変化のない作業や、多くの人と関わる接客などです。
Q3.HSS型HSPでも結婚できるの?
A. 良き理解者に出会えれば可能です。
HSS型HSPでも、結婚している人はたくさんいます。
大抵の場合、束縛しない自由主義な人、理解を持って接してくれる人がパートナーになっているケースが多いですね。
ニワっち
まとめ:ストレスを減らして我が道を突っ走ろう!
今回は、HSS型HSPがストレスを溜めないための心得について紹介しました。
どうしても理解が得られにくい気質なため、「何でこんなに理解してもらえないのだろう」と塞ぎ込みがちですが、割り切ってしまえばなんてこともなくなってきます。
改めて、一番大切なのは「自分が自分を認めてあげる」ということです。
他人に理解を求めたり合わせたりするのではなく、自分を認めて理解をしてもらえる仲間を集めましょう。
環境さえ整えば、必ずストレスを減らすことができるはずです。
本記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。
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