好奇心旺盛なのに繊細で打ちのめされやすい矛盾を抱える「HSS型HSP」
筆者自身この気質によって、人間関係の悩みや答えのない自問自答を繰り返すことが多くなっています。
今回は、HSS型HSPと相性の悪い人間関係について3つ紹介していきます。
また、結婚や恋愛についても一緒に触れていきますので、参考にしていただければ幸いです。
そもそもHSS型HSPとは?
HSS型HSPとは、「刺激を求めてしまう繊細さん」です。
「HSPはよく耳にするけど、HSSって何?」と、疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。
まず始めに、HSPやHSSについてまとめておきます。
HSPとは?
先天的に、感受性が豊かで傷つきやすい特徴があります。
いわゆる、「繊細さん」として認識されているのがHSPですね。
HSPの特徴として、以下のような例が挙げられます。
- 刺激に敏感
- 共感しやすい
- 物事を深く考えてしまいがち
- 疲れやすい
- ネガティブで自己肯定感が低い など
その割合は、総人口のおよそ5人に1人。
統計的に2割しかいないため、その特性が理解されにくく、生きづらさを感じる人が多いです。
HSSとは?
刺激探求型という意味になります。
通常ならば、HSP(繊細さん)は外的刺激が苦手です。
しかし、HSS型HSPは刺激を求めてしまう繊細さんなんです。
HSS型HSPの割合は、総人口のおよそ6%と言われています。
HSS型HSPは矛盾を抱えて生きている
ネット上では、HSS型HSPを「アクセルとブレーキを一緒に踏んでいる状態」と比喩していることが多いです。
ニワっち
行動的で順応性があるけど、打たれ弱いから持続力がない。
潜在能力を活かし切ることができずに、日々悶々と過ごしている人も多いのではないでしょうか。
なかなか理解されにくい気質なので、生きづらさを抱えやすい気質とも言えます。
「もしかしたらHSS型HSPかも?」と気になる人は、セルフ診断を試してみてください。
▼HSS型HSPの特徴についてはこちら
なぜ生きづらい?それはHSS型HSPという気質だった|特徴や向き合い方について
HSEとHSS型HSPの違いは何?
近年、新たに「HSE」という気質を見かけることが多くなりました。
HSEとは、「Highly Sensitive Extroversion(ハイリー・センシティブ・エクストゥロバージョン)」の略称です。
つまり、「外交的なHSP」ということになります。
・HSEは「外交的なHSP」
ニワっち
アメリカでHSPの集いをアーロン博士と一緒に始めた、ジャクリーン・ストリックランド氏によるゲストブログでは、以下のような記述がありました。
大半のHSEはHSS(刺激追求型)である可能性が高い
私たちは新しいものを追い求め、激しい体験をいとわない時もありますが、それはあくまで自分たちで選びとったものに対してです。同じことがHSSの内向型のHSPにも言えます。引用:Introversion, Extroversion and the Highly Sensitive Person
内向型、外向型そしてHSP
気質としては似ていますが、「外向型=刺激追求型ではない」というように認識しておきましょう。
HSS型HSPと相性の悪い人間関係3選!
HSS型HSPは、ネット上でもよく「ブレーキとアクセルを一緒に踏んでる状態」と比喩されています。
これは、人間関係においても似たような感じです。
反面、深い付き合いは大の苦手だし、心を開ける相手は限られていたりする。
そんなHSS型HSPと相性の悪い人間関係を3つ、以下のようにまとめてみました。
- 心が狭い人
- 否定的な人
- 一般常識が強い人
それぞれ説明していきますね。
心が狭い人
HSS型HSPは、人の感情や気持ちにはとても敏感。
あらゆる場面で相手の気持ちを考慮してしまうHSS型HSPにとって、横柄な人はなるべく関わりあいたくないタイプの一つです。
心が狭い方は判別基準が極端なあまり、HSS型HSPのような矛盾を抱える気質を「何を考えているか分からない面倒くさい人」として扱ってしまうんですよね。
余計なストレスを抱えないためにも、付き合う相手はできるだけ心の広い人がおすすめです。
HSS型HSPが抱える矛盾や両極端な一面を、気にせず付き合ってくれるような人は、一緒にいて頼もしい限りですね。
否定的な人
HSS型HSPは、突き離すような言動のほとんどに傷付いてしまいます。
積極的に行動できるからこそ、周りからは「強い人」と思われがち。
でも心底傷付きたくはない」
「こんなことがやりたい!」って思ったのに、「無理だよ」なんて言われたら、簡単に心は折れてしまいます。
HSS型HSPには、自分に共感してくれる心強い仲間やパートナーが必要なんですよね。
一般常識が強い人
「こうであるべき!」という常識主義は、HSS型HSPの天敵とも言えるくらい苦手な相手です。
固定観念をぶつけられるたびに自問自答を繰り返した経験が少なからずあるはず。
固定観念 | 自問自答 |
---|---|
絶対に上手くいくわけがない | 自分の考えは間違っているのだろうか? |
大人になったらお金を稼いで当たり前 | 好きなように生きるって何だろう? |
学校には行かなきゃいけない | 世界のルールに従っていたら、息苦しくて仕方がないじゃないか! |
筆者は、人並みではありますが破天荒な生き方をしてきました。
小・中学校ではイジメの対象になりやすく、高校では一匹狼。
プロのバンドマンを夢見て上京したものの、生活がままならずリタイヤ。
30代になって初めて真っ当に働いたけど、退屈すぎる毎日に嫌気がさして退職。
その後、フリーランスでWEBライターをやっています。
決して良い目で見られる人生ではないですよね。
だからこそ、真っ当な生き方を語る人間ほど苦手な相手はいません(笑)
HSS型HSPとの結婚や恋愛でよくあるケースについて
結婚や恋愛に関する相性は、決して気質だけで計れるものではありません。
しかし、「傾向として多いかも…」という点については以下のような点が挙げられます。
- 熱しやすく冷めやすい
- 束縛が苦手
- 共依存に注意!
熱しやすく冷めやすい
好奇心旺盛というのは恋愛においても変わらず、第一印象は「行動的な人」という印象を持たれやすいです。
しかし、付き合いが長くなるにつれて恋愛感情はあっという間に薄れてしまう。
どちらかというと友達のような関係でいられる相手だと上手くいくケースが多かったように感じます。
束縛が苦手
HSS型HSPは、束縛される環境が大の苦手です。
筆者は既婚の身ですが、妻が放任主義なので助かっています。
急に思いつきで行動しても、文句を言いつつ合わせてくれています。
「何とかなるだろう」と思ってくれてるくらいの相手だと、相性は良いかもしれないですね。
共依存に注意!
共依存、共嗜癖とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖状態を指す。すなわち「人を世話・介護することへの愛情=依存」「愛情という名の支配=自己満足」である。
共感性の強いHSPは、共依存に陥りがちです。
筆者も学生時代はこの共依存によって、友情を破壊しかけた経験が何度もあります。
相手を想うからこそ役に立ちたいというのは素敵なことですが、自分軸はしっかりと押さえておくようにしたいですね。
まとめ:HSS型HSPと相性の良い人間関係は適度な共感性にあり!
今回は、HSS型HSPと相性の悪い人間関係について3つほど紹介してきました。
日本という社会の構造上、学校や組織のルールに縛られて「世界そのものが敵」のように思えてしまうシチュエーションは少なくないですよね。
人間関係だけに限らず、「自分が生きやすい環境をいかに選んでいくか?」が、今後の生き方として重要なのではないでしょうか。
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高2です
1年ほど前から、HSPという言葉とHSPの特徴をInstagramで知り始めました
もしかしたら、もしかしたら私はHSPなのかもしれないと思いながら、投稿のいいね!を押し続けました
今日、なんだか急に調べる気になって、ようやく確認することが出来ました
まさに、自分はこの記事のとおりだと感じます
自分はきっとHSS型のHSPです
こうやって細かいところまで、自分に起こっている状況と同じ状況になる人がいると知って、この苦しさには理由があると知って、安心するような気持ちがしました
涙がでてきました笑
今からどうすればいいかわからなくてモヤモヤが残ってるけれど、こうやって記事に書いて発信してくださったこと、本当に感謝しています´`*
救いになりました、ありがとうございます´`*