「中身は繊細だけど刺激が欲しい」という、矛盾に悩まされやすいHSS型HSP。
突発的な行動や言動が多いため、周りから「変わってるよね」と言われてしまう人が多くはないでしょうか。
このように思われてしまうと、自分と気の合う人や生きやすい環境って何だろう?って悩んでしまいますよね。
そこで今回は、HSS型HSPが変わってると思われる理由を踏まえて、気の合う人や生きやすい環境についてまとめていきます。
ニワっち
HSS型HSPの特徴とは?
HSS型HSPとは、「刺激を求めてしまう繊細さん」です。
本来、HSP(繊細さん)は内向型で1人の時間を好む傾向があります。また、刺激に敏感で疲れやすかったり、物事を深く考えたりしてしまうのも、HSPの特徴です。
しかし、HSP(繊細さん)のなかにはHSS(刺激探求型)という気質を持つ人もいます。
HSS型HSPの特徴として、以下のような傾向を挙げてみました。
- 刺激を求めているが、外に出るとひどく疲れてしまう
- 色んなことに興味を示すのに、長続きしない
- 人当たりが良くて社交的だけど、内面は真逆
- 自己肯定感が低いのに心のどこかでは根拠のない自信がある
- 行動的なのに、小さなミスでも凹んでしまう
- 人の感情にはとにかく敏感
ニワっち
よく聞く例えとしては「車のアクセルとブレーキを一緒に踏んでる状態」とも言われています。
HSS型HSPの割合は6%!
HSPの割合は、総人口の15%〜20%と言われていますが、HSS型HSPの割合は、さらに少ない6%です。
数値で見ると、なぜHSS型HSPが理解されないのかも、頷ける結果ですよね。
ニワっち
なぜHSS型HSPは変わってると思われやすいのか?
では、なぜHSS型HSPは変わってると思われやすいのでしょうか。
ここからは、筆者の体験やHSS型HSPの特徴を踏まえて、変わってると思われがちな理由について深掘りしていきます。
まず、よくあるHSS型HSPの特徴を、3つほど箇条書きにしてみました。
- 第一印象は明るくて社交的だけど、中身は全く違う。
- 人付き合いは嫌いじゃないけど、長い付き合いが苦手。
- 興味があることには積極的に挑戦するけど、飽きることも多い。
ニワっち
変わってる理由1.第一印象と内面が全く違う
HSS型HSPが変わってると思われがちな理由1つ目は、第一印象とは異なる内面によるものではないでしょうか。
HSS型HSPは、わりと誰とでも仲良く接することができます。そのため、第一印象は愛想の良い人や、社交的な人と思われることが多いです。
しかし、実際には内向的なので、たくさんの人と交流をしたり、イベントに参加したりしすぎると疲れ切ってしまいます。
ニワっち
このような傾向から、HSS型HSPは変わってる人、またはよく分からない人というレッテルを貼られやすいような気がします。
変わってる理由2.長い付き合いが苦手
HSS型HSPが変わってると思われがちな理由2つ目は、人と距離を置きたがることにも原因がありそうです。
基本的に人付き合いが得意なHSS型HSPですが、付き合いが長くなるにつれて面倒くさくなり、自然とフェードアウトすることが本っ当に多くはないでしょうか。
ニワっち
「愛想が良いんだが悪いんだか」と、こちらも相手に変わってる人と勘違いされてしまう理由になっているような気がします。
変わってる理由3.挑戦するけどすぐ飽きる
HSS型HSPが変わってると思われがちな理由3つ目は、趣味や思考がコロコロ変わってしまうことです。
これは、HSS型HSPの大半に当てはまる項目ではないでしょうか。
「あれがやりたい、これがやりたい」と色々挑戦はしてみるものの、ある程度やりきって満足すると「なんか、もう飽きたからいいや」と急に熱が冷めてしまう。
思い立ったら即行動にしないと気が済まないから、仕事はコロコロ変わる、SNS発信の内容もコロコロ変わる、言ってることや行動もコロコロ変わる…。
ニワっち
これでは、周りの人達から変わってると思われても仕方ないかもしれませんね。
変わってると思われるHSS型HSPと気の合う人はどのような人?
一般的に理解されにくいシチュエーションが多く、人間関係には苦労しがちなHSS型HSPですが、どのような人と気が合うのでしょうか。
もちろん気質とは別に、性格や雰囲気の好き嫌いによっても相性は変わってくると思います。
ここでは、HSS型HSPの気質と気が合う人の一例として、以下のようなタイプを紹介します。
- 許容範囲が広く柔軟な人
- 詮索しない人
- 自分の意見を押し付けない人
- 精神的に穏やかな人
ニワっち
気の合う人1.許容範囲が広く柔軟な人
HSS型HSPは、許容範囲が広く、柔軟に一個人として受け止めてくれる人と気が合います。
「HSS型HSPって病気なんじゃないの?」というような結論に至ってしまうような人は、絶対に付き合わないようにしましょう。
気の合う人2.詮索しない人
余計な詮索をしない人も、HSS型HSPとは気が合います。
なぜなら、HSS型HSPは距離を縮められることに警戒心が強いからです。
適度な距離感で接してくれる人ほど、HSS型HSPは心を開きやすいでしょう。
ニワっち
気の合う人3.自分の意見を押し付けない人
HSS型HSPと気が合う人の特徴3つ目は、自分の意見を押し付けない人です。
「それは違うでしょ。〇〇は〇〇であるべき」といったように、一方的に意見を押し付けられては、すぐに心が滅入ってしまいますよね。
気の合う人4.精神的に穏やかな人
HSS型HSPは共感力が高いため、精神的に穏やかな人と一緒にいると、自分自身も穏やかな精神状態を維持しやすいです。
逆に、ネガティブな人やイライラしている人と一緒にいると、どんどん感情が伝染して病んでしまうでしょう。
ニワっち
変わってると思われるHSS型HSPが生きやすくなる環境の整え方とは?
最後に、HSS型HSPが生きやすくなる環境の整え方について紹介します。
今回紹介するのでは、以下の3つです。
- 否定的な人とは付き合わない
- 1つの組織に縛られすぎない
- 自分自身を認めてあげる
周りから変わってると思われたり、気の合う人と出会えなかったりと、人間関係に苦労してきた人はぜひ参考にしてみてください。
環境の整え方1.否定的な人とは付き合わない
先ほどの気の合う人でも紹介しましたが、否定的な人はとくにHSS型HSPと相性が悪いので付き合わないようにしましょう。
なぜなら、HSS型HSPは衝動的な行動が多く、一般的に理解されづらい思考や行動が多くなるからです。
ニワっち
気持ちが折れてしまう前に、そっと距離を置くことをおすすめします。
環境の整え方2.1つの組織に縛られすぎない
もし、仕事によって自分のやりたいことが制限されているのであれば、1つの組織に縛られないようにしましょう。
HSS型HSPにとって、1つのことをやり続けることは苦行にも近いはず…。世の中には、多種多様な働き方があります。
ニワっち
HSS型HSPは、興味のあることは何でも取り組む柔軟さがあるため、多趣味な人が多いです。
自分のスキルを活かして、さまざまな働き方を検討してみてはいかがでしょうか。
環境の整え方3.自分自身を認めてあげる
HSS型HSPは自己肯定感が低いため、一歩が踏み出せず、頭ばかりが忙しくなってしまう人もいます。
ときには、「全世界が敵」と錯覚してしまうほど、生きづらさを感じてしまった人もいるのではないでしょうか。
一般論 | HSS型HSPの心の声 |
---|---|
安定した仕事に就くべき | いろんなことに挑戦したいのに… |
年収は最低〇〇が当たり前! | 数字ばかりに捉われる人生はうんざり… |
繊細とか飽き性とか現実から逃げてるだけ | やりたくないことを我慢しながら続けるよりはマシ |
ニワっち
一般論に押しつぶされそうなことはたくさんあったけど、それでも我が道を突っ走って、心豊かに生きています。
自分の心の声に耳を傾けて、自らの道を進むことが、自分らしい生き方に近づける方法なのではないでしょうか。
まとめ:自分を認めてくれる環境を大切にしていこう!
今回は、HSS型HSPが変わってると思われがちな理由や、気が合う人間関係、生きやすい環境の整え方について紹介しました。
あまりにも理解されないと、「自分が存在していること自体、間違っているのだろうか?」と追い詰めてしまいますよね。
でも、HSS型HSPという気質は、人口の6%しかいないので、理解されないことが当たり前だし、変わっていて当然です。。
まずは、自分自身が、自分の心を認めてあげることが重要です。
そして、そんな自分を大切にしてくれる人や環境を、絶対に大切にしましょう。
本記事が、少しでも背中を押すキッカケになれば幸いです。
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