先日こんなツイートをしました。
好きな事とはいえ、多少でも『生きる術』にしたいのならば好きなだけでは結果が出せないのも事実。
結果を出してる人で「好きな事を続けてただけです」っていう人は半分本当で半分は嘘。
それは無意識に相応の研究と自己分析が出来てるんだと思う。
そうでなきゃ『続けてただけです』とは言わない。
— ニワっち@slow lifestyle (@niwatch_guitar) January 13, 2020
『夢は諦めなければ必ず叶う』
昔からよく聞くセリフです。
もちろん、このセリフも半分は本当であり半分は嘘なんです。
今回は『好きな事』を『生きる術』にしたい人に必要な考え方について、個人的な失敗を踏まえて話していきます。
好きなだけじゃ生きる術には繋げにくい
結果が出るまでの時間は人によって全く異なります。
数週間で結果が出てしまう人もいれば、何十年続けても全く結果を出せない人もいます。
もちろん内容次第で難易度が違うのは当たり前。
- 一本のゲームソフトをクリアしたいのか、プロゲーマーになりたいのか。
- 趣味でライブ演奏をしたいのか、プロミュージシャンとして現場をこなしていきたいのか。
もちろんどちらでも生きる術に繋げることは可能だし、目標次第ではハードルも変わってくる。
副業としたいのか、本業としたいのか、お小遣い程度でいいのかガッツリ稼ぎたいのか。
それらを踏まえた上でまずは『自分が目指すゴール』が必要です。
それを理解しない限り、ただ好きなだけじゃ結果は出せないんです。
漠然とバンドで売れたかった
20代はバンドマンとして多くのライブ活動をしていました。
その数は年間100本以上になることも。
そして頭の中はとても単純。
「売れれば何とかなる」
細かいことは分からない、自分にできるのはギターを弾くことだけ…
この狭すぎる視野と、セルフプロデュース力の無さが夢を諦める原因となりました。
まったく売れない飲食店が「自分にはこれしかないんだ。売れれば何とかなる」と嘆きながら同じことを繰り返している感覚と同じです。
もちろんこれが結果に繋がることもあります。
- たまたま有名人が宣伝してくれた。
- たまたま流行に乗っかれた。
こういったチャンスを掴むこともまた実力ではありますからね。
そういう方々が言うのがこんなセリフなんだと思います。
「好きな事を続けてただけです」
半分本当で半分は嘘…というのはまさにこういうことです。
変化を楽しむ柔軟性
『自分にはこれしかない』と思えるものがあるのは非常に良い事。
問題はそれをどうやってプロデュースしていくか。
売り出し方はいくらでもあるんです。
自己分析と研究を繰り返す
例えばの話ですが、当時の僕はバンドで売れたいからライブ活動を繰り返していました。
しかし年間100本のライブでもって大赤字となり退場。
失敗したからこそ『今ならこうしてみる』という案が思いつきます。
- 【重要】生活水準を下げてコスト削減
- 演奏力より見栄えを指示されていたので、ギター演奏の映像を売り出すなど…
『得意分野のさらなる可能性分析と実行』 - 大々的に100本ライブの背景をドキュメンタリー配信
『演奏以外の視野から見たエンタメ要素の挑戦』 - 巡り合わせは常に意識する
『人との繋がりによる相乗効果』
もちろんこれを実行すれば結果に繋がるなんて保証はありません。
だとしても、大赤字で退場という形は防げたはず。
特に生活水準を下げるというのはかなり有力です。
ミニマリストとしての人生を選んだ2019年を振り返る。新たな可能性を楽しむ
好きな事から派生する可能性にも積極的に手を伸ばし、様々な角度から自己分析をして行動してみる。
そしてそれを全力で楽しむというのが『好きな事』を『生きる術』に近づけるための一つの方法になります。
「好きな事を続けてきただけ」を目指すのも間違いではありません。
もし結果になかなか辿り着けないと感じるのであれば、時には回り道をしてみるのもいいかもしれません。