ひとりインストバンドとして、数々の楽曲を配信し続けているbeco(騒音のない世界)
毎月更新される楽曲は、公式サイトにてダウンロードが可能です。フリー音源として、利用したことがある人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんなbecoさんの楽曲より「この夜が明けるまで」を、アコースティックアレンジで弾いてみました。
弾いてみた動画やtab譜と共に、フレージングを解説していきます。ぜひご参考ください。
- ご本人に許可を得ていますが、本人監修によるtab譜ではありません。
- あくまで個人的な耳コピによる解説となります。実際の音源・演奏とは異なる部分がありますので、ご了承ください。
この夜が明けるまで|beco(騒音のない世界)のギターフレーズ解説【楽譜(tab譜)付】
騒音のない世界のbecoさんの楽曲「この夜が明けるまで」は、2016年12月に配信された曲になります。
BPMは「104」ですが、8分の6拍子となっているため、体感としてはやや早めなテンポかもしれません。
とくに、2コーラス目のAメロセクションは、エレキギターならそこまで難易度の高いフレーズではないものの、アコースティックギターで弾く場合は少々難易度が上がります。
とはいえ、全体的には覚えるフレーズが少ないので、比較的馴染みやすい楽曲といえるでしょう。
ニワっち
イントロ
今回のtab譜表記は、上段がソロフレーズ、下段がアルペジオフレーズです。弾いてみた動画では、さらにバッキングを弾いています。
とくに難しいフレーズはありませんが、リズムが8分の6拍子である点には注意しましょう。
バッキングのtab譜は割愛していますが、アルペジオフレーズのポジションをそのままバッキングとして弾いているだけです。
ニワっち
また、ソロフレーズは譜面通りのポジションで問題ありませんが、アルペジオとバッキングは2カポの状態での表記です。
- 2カポは、2フレットにカポタストをつけている状態のこと。
- カポタストをつけた状態で開放弦を鳴らしたポジションが「0」になります。
- 今回ならば、「3」は5フレット、「0」は2フレットです。
筆者の場合は、主に6弦5弦が親指、4弦が人差し指、3弦2弦が中指によるフィンガリングです。
指の割り当ては完全にオリジナルフォームなので、正しく学びたい人はYouTubeや教則本の基本フォームを参考にしてください。
Aメロ
最初のAメロは、イントロと同じフレーズになります。
とくに難しいポイントはありませんので、1音1音を丁寧に弾くように心がけましょう。
2Aメロが難関ポイント!
「この夜が明けるまで」の最大の難関は、2コーラス目のAメロセクションです。
テンポは早くありませんが、アコースティックギターでキレイに弾くにはそこそこ難しいフレーズとなっています。
後半3小節目の2弦10フレットは、かなり面倒や位置に音符が入っているため、リズムが乱れやすいポイントです。
このセクションさえ乗り切れば、後半セクションは前半セクションの繰り返しになります。
ニワっち
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Bメロ
この夜が明けるまでのBメロも、比較的には簡単なペンタスケールのフレーズになります。
チョーキングはハーフチョーキングになるため、アコギでも表現しやすいはずです。
頭の音は、なるべくスライドインでなめらかな表現を意識しましょう。
サビメロ
サビメロの出だしは、ゆったりした白玉系のフレーズです。
ニワっち
ソロフレーズは、Bメロ同様にスライドインを意識することで、原曲に近いニュアンスに近づけます。
後半セクションは、やや細かいフレーズが多くなっています。
アコースティックギターの場合、ハイフレットの音は非常に出しにくいため、感覚を掴むまで時間がかかるかもしれません。
力みすぎず、確実に音が鳴らせるように練習してみてください。
アウトロ
アウトロのソロフレーズは、イントロとほとんど変わりないため、とくに問題はないでしょう。
アルペジオとバッキングは、コードチェンジのタイミングが短くなっているので注意してください。
この夜が明けるまで|beco(騒音のない世界)の難易度やポイント
騒音のない世界の楽曲「この夜が明けるまで」は、構成としてはとてもシンプルです。
細かい休符などは変化するものの、前半フレーズさえ覚えてしまえば、フレーズ自体は繰り返しになります。
ただし、2コーラス目のAメロだけ難易度が跳ね上がっている点に注意しましょう。
フレーズを覚えたら、点在するハイフレットフレーズや休符にも気をつけつつ、表現力を高めていくと良いでしょう。
アルペジオとバッキングは難易度が低く初心者におすすめ!
アルペジオとバッキングは、コードフォームが簡単なため、初心者でも覚えやすいフレーズになっています。
一部、Dm7やB/E♭といったバレーコードが難しいですが、「できるだけ簡単な押さえ方で曲が弾きたい」は練習してみてください。
ニワっち
騒音のない世界のサブスク・ダウンロードに関して
becoさんは、ひとりインストバンド「騒音のない世界」として、音楽活動をしています。
主な活動内容は、以下のとおりです。
- 素材利用可能な楽曲の無料配信
- 定額制の音楽配信サービスへの楽曲配信
- 楽曲の販売
楽曲は、becoさんの公式ページよりダウンロードが可能です。
ただし、無料で利用できるのはSoundCloudからダウンロードできる楽曲のみとなります。
また、定額制音楽配信サービスや、iTunes Storeなどの音楽配信サービスでも配信されています。
以下のリンクより、ご確認ください。
▼公式Webサイトはこちらから。
参考
騒音のない世界 公式Webサイト騒音のない世界
まとめ:アコギで指弾きやソロギターを弾いてみたい人の練習におすすめ!
今回は、騒音のない世界のbecoさんの楽曲「この夜が明けるまで」の、アコースティックアレンジについて紹介しました。
フレーズはシンプルですが、丁寧に弾くのは結構難しいんですよね…。
これから練習する人は、フレーズを弾けるようになることよりも、丁寧に音を鳴らすことを目指して練習してみてください。
筆者自身もアコギは苦手分野なので、今後も精進します!
ニワっち
出来る限りのアドバイスをさせていただきます。