以前友人からこんな質問をされました。
「正直全部捨てたくないんだけど、あえて必要な物と不要な物を分けるとしたら、どうやって区別したらいいの?」
なるほどな〜と思う反面、その場では上手く答える事が出来なかった質問だったので、今回記事として個人の見解を伝えていきます。
価値観を変えるしかない
まず必要か不要かという取捨選択をする上で不可欠なのは物に対する価値観を変えるという事。
質問をされたときのように「全部捨てたくない」時点で必要か不要かを判断するのは非常に困難です。
というのも、それらが必要か不要かを判断出来るのは自分自身だけ。
それを他人に委ねるということは、他人の価値観によって分別されただけですから。
そこで、自分が実際に活用した判断基準を3つほど紹介します。
「もったいない」という概念を手放す
必要か不要かの判断基準としてとくに悩ませる思考が「もったいない」という気持ち。
いつか使うときがくるから…と言って所持していた物。
そのいつかは本当に訪れたでしょうか?
収納されたまま、結局所持していたことすらも忘れていたりということがほとんどだったりします。
もったいないという概念を一度手放してみると、少しだけ不要な物の見え方を広げることが出来ます。
押入れに寝かせて様子をみる
上記の応用として、それでも必要か不要か迷う場合には、押入れに寝かせて様子をみるという手があります。
そのまま数ヶ月、半年、1年と一度も触ることがないようなら、それは本当に必要と言えるのか?
また違った価値観で物と向き合うことが出来るかもしれません。
買い戻せるものはあえて手放してみる
思い出の品々はさすがにハードルが高いですが、買い戻しが出来るものはあえて手放してみるのもありです。
いざ手放してみたら全く問題なかったと思えるかもしれないし、やっぱり必要だったと思うのならば買い戻せばいいだけ。
『失って初めて気付く事もある』
人と人の繋がりや思い出の品々では取り返しがつかない事だとしても、買い戻せる物には活用することが可能です。
部屋のゆとりは心のゆとり
今回はあえて必要な物と不要な物を分ける場合の話を前提に、いくつかの判断基準を紹介しました。
それでもピンとこない方のためにもう一つ…。
所有しているものは自ら意識して向き合わないことには必要か不要かすらも考えないでしょう。
しかし、今回を機に物に対しての取捨選択が出来るようになると、
それは日常生活にも影響を及ぼし始めます。
無駄な出費、無駄な時間、無駄な付き合い、無駄な思考…
それらを自分の価値観に基づいて整理することが出来るようになるんです。
『部屋のゆとりは心のゆとり』
部屋の片付けや掃除、所持品の管理はあまり意識しないという方も多いかもしれませんが、
環境の変化は間違いなく自分自身をグレードアップさせます。
『自分を変えたいけどなかなか変われない…』
と悩んでいる方は、考え方よりも身の回りから整えてみるのもいいかもしれません。