2019年8月からテレビの代わりにプロジェクターを導入しました。
テレビがないとその分部屋を広く使えたり、掃除の手間も省けたりと生活に身軽さを与えてくれます。
本記事では日常生活を華やかにしてくれるプロジェクターの魅力についてメリットだけでなく、デメリットも踏まえて紹介していきます。
テレビの必要性を考える
筆者の場合、実は夫婦揃ってテレビ番組を観るという習慣がほとんどありませんでした。
その理由は以下になります。
- YouTube視聴が主流になってしまった
- テレビ番組やアニメ・映画はAmazonプライム・ビデオでも困らない
- そもそもテレビを観る時間があまりない
YouTubeとAmazonプライムでほとんど解決できる
近年ではYouTubeの主流化が加速したことで、テレビを観るという習慣は激減しましたよね。
重要なニュースくらいならYouTubeでも配信されてしまうくらいにまでなったことで、より一層テレビの必要性を改めて考える場面も多くなってきているようにも思えます。
Amazonプライム会員が便利すぎる…
そして、Amazonプライム会員が「買い物・動画・読書・音楽・データ保存」と、他にも様々なサービスをスマホ一台で解決できる神対応っぷりを発揮していることで、いよいよ「テレビいらないじゃん…」という意識はだいぶ強くなってしまいました。
『でもせっかくならもっと大きい画面で映像を楽しみたい…』
そこで行き着いたのが、テレビの代わりにプロジェクターを使用するということでした。
EPSON EH-TW650を購入
プロジェクターと一括りに言ってもとにかく種類が多い…
そのため、ある程度条件を絞って筆者はこの1台に決めました。
EPSON EH-TW650
- 解像度:フルHD(1080p)
- 明るさ:3100lm
- コントラスト比1:15000
- 100インチ最短投影距離2.27m
- 3LCD方式
予算は10万円前後となりますが、コスパがよく初心者にもオススメと言われている王道プロジェクターにもなります。
いくつか要点を絞ったポイントだけ説明していきます。
明るさ:3100lmとは?
解像度というのは割とよく聞いたことがあるかと思いますが、明るさ(lm=ルーメン)というのはあまり馴染みがない要素になります。
ざっくり言ってしまうと「ルーメンが高いほど明るい」ということになります。
「プロジェクターを買ったはいいけど、明るい場所だと全然見えない…」というのはこのルーメンが低いというのが原因になるわけです。
「EPSON EH-TW650」の場合、プロジェクターの中でも特に高いルーメン値を誇る「3100lm」なので、明るい場所でも全く問題なく映像が映されます。
参考までに、朝方のカーテン全開で部屋の電気をやや暗めにつけている映像がこちら。
テレビに比べたら鮮明度は劣りますが、壁に直接投影してる映像にしては十分だというのが分かりますよね。
ついでに部屋の電気を最も明るくして、カーテンも全開の朝方だと以下の写真のようになりました。
見れないことはないですが、さすがにやや物足りなさを感じるレベルです。
日の光が強いとさすがに厳しい…
ちなみに…しっかりとした日の光が入ってしまうとさすがに映像を見るのは厳しいレベルになりました。
明るさを最大にしても下の写真くらいの映像になります。
これくらいが3100lmの明るさになるので、プロジェクター選びの基準にしてみるといいかもしれません。
コントラスト比1:15000
コントラスト比が高いほど、暗い映像でも奥行きがあり、メリハリについた映像を映すことができます。
15000だとやや暗い映像の明暗度が弱いですが、これ以上を求める場合には相応に値段も高くなるでしょう。
「本格的に映画を楽しみたい」という目的がない限りは十分満足出来るレベルにはなっています。
100インチ最短投影距離2.27m
これだけ見ると「2.27mってどれくらいなの??」という話になりますが、結論から言うと「6畳の部屋なら問題なく見れる距離」になります。
ちなみに、5畳の場合は正方形の部屋で長さが約2.85mなので、投影に関しては問題ないくらいになりますね。
4畳となると、投影距離が大丈夫でも100インチを映せるかどうかの問題が生じる可能性もあるかもしれません。
3LCD方式とは??
3LCD方式というのはさすがに筆者も分からない要素だったため、公式の内容を引用させていただきます。
ランプから出た光を、赤・緑・青の3色の光に分解し、それぞれに液晶パネルを1枚ずつ割り当てて透過させ、形と動きを与えます。 分解された光はプリズムで合成されカラー映像となります。投写レンズからはすでに合成されたフルカラーの映像が連続的に投写されます。 3LCD方式なら明るいリビングでもカラー映像を明るく色鮮やかに映し出します。
EPSON「EH-TW650」のメリットとデメリット
プロジェクターのメリット
まず「EH-TW650」のメリットをまとめると以下になります。
- 掃除が楽になる
- 部屋が広く使える
- テレビに比べると圧倒的に身軽
- 100インチの映像は圧巻
こちらも要点を絞って説明していきます。
快適空間が実現できる
プロジェクターにして本当に良かったなと感じた最大のメリットは部屋が広く使えること。
テレビはどうしても「場所を取る・本体が重い・埃もたまる」…この全てがプロジェクター一つで解決出来ました。
掃除が楽になる
テレビがなくなって気付いたんですが、テレビ裏って物凄く汚いですよね…。
テレビ台もセットになると掃除も中々大変ですが、プロジェクターなら本体の埃を定期的に拭き取るくらいで済むので手入れが圧倒的に楽です。
壁一面に広がる映像は圧巻
100インチの映像に関しては…控えめに言って最高です。
この大きさをテレビで実現するとなるとかなり場所を使ってしまいますが、場所を取らずに100インチの映像を映せるというのは、プロジェクターならではのメリットと言えます。
※筆者の場合はPS4を利用して映像を映しています。
「EH-TW650」のデメリット
続いて「EH-TW650」のデメリットはこちら。
- Bluetooth非対応
- 音声出力端子がない
- 起動までに時間が少しかかる
- 排熱ファンが室温を上げる
- プロジェクター本体の音が若干うるさい
- 環境次第では投写が出来ない
かなり多くピックアップしましたが、少し説明をさせていただきます。
最大の欠点は音響問題
EH-TW650はBluetooth接続に対応していません。
さらに音声出力端子もない。
別途スピーカーを繋ぎたい場合は再生機器を通じて有線で繋ぐ必要があります。
一応プロジェクター本体にスピーカーはついていますが、音質は決して良くないです。
不便するほどではないですが、音質の良し悪しに関してはかなり個人差が出てくるでしょう。
参考までに筆者の場合はPS4を通じて音声出力を出しているので、ゲーム機から音を出す場合にはこちらの記事もご参考ください。
【プロジェクター】EPSON『EH-TW650』にPS4とスピーカーを繋げる方法
本体の発熱や機械音が少し気になる
プロジェクターならではの弱点としては、ファンの排熱によって室温が若干上がります。
生活に支障が出るほどではないですが、近くにいるとさすがに暑いと感じるレベルです…。
そして、投写モードを明るくすると機械音が目立ちます。
最も明るいモードの場合はさすがに気にしてしまうレベルですね…。
投写モードを下げても映像的に問題はない
普段は投写モードを下げて利用しています。
先ほど明るい部屋で写した写真を見ても分かる通り、投写モードを下げても映像として問題は全くありません。
それに、機械音が静かなシネマモードでも明るさやコントラスト比の微調整が可能なので、機械音が気になった方はモード設定をしてみるといいかもしれません。
環境次第では投写できない場合もあるので、事前に間取りを考えておきましょう。
身軽になりたい方にオススメ!
少しデメリットを多く取り上げましたが、そんなデメリットを凌ぐ感動空間が得られるのは間違いないです。
テレビがなくても困らないかも…と考えている方にはオススメします。
・スマホやPCではやや不満…。
・テレビの代わりに身軽で大きな画面を使用したい
日常生活をほんの少し贅沢に着飾ってみるのも、悪くないものです。
気になる方はこちらのリンクからレビューなどもご確認ください↓
途中で紹介したスピーカーは下記のものを使用しています。
気になる方はチェックしてみてください。
【スピーカー】Panasonic SC-HTB200-Kは超オーソドックスな小型シアターバーでした