私事ですが、先日36歳の誕生日を迎えました。
SNSでコメントをくれた方々、直接メールをくれた方々、本当にありがとうございます!!
36歳というのはとても中途半端な年齢です。
- 20代から見たら『おっさん』
- 40代から見たら『ひよっこ』
とはいえ、生きた時間だけで人生を語れるほど世の中は甘くないというのが個人的な意見です。
みんなが主人公
自分が苦労をした話を語ったり、こんな所に行った、こんな経験をした、そういった話を教えてくれる分にはいいんです。
問題なのは価値観を押し付けること。
自分は失敗したからやらない方がいい。
あなたのために言っている。
もうね…本当に余計なお世話です。
これは年上年下一切関係ありません。
年下でも自分なんかよりもっと色んな苦労、失敗、成功などなどを経験してきてる人達はたくさんいる。
逆に、たとえ年上でも僕より苦労も知らない、失敗もしらない、ただ何となく消化してきただけなんていう方もいたりする。
そして話を聞いた上でどうするか?は僕自身が決めます。
だから年齢=先輩だとは一切考えていない。
自分にとって興味を惹かれる人や学ぶべき人なら、年齢問わず対等でありたい。
これが理解できない人は簡単に人を優劣だけで選別してしまう。
そういう人間にだけはなりたくないと思うわけです。
思い通りにいかない楽しさ
18歳のとき、プロミュージシャンという夢を追い求めて新潟から上京しました。
2020年2月、すでにその頃から倍の人生を生きてきたことになる。
18歳のときに36歳の自分を想像できていたか?と言われたら考えもしていなかったと思う。
当時は『2年で結果を出したい!!』みたいな感覚をずっと続けてきたような気がする。
あと2年!あと1年!…そして夢と一緒に20代も終わってた。
そんな36歳が今何をしているのか?
- 結局またギター持ってマイペースにライブをしてます。
- ミニマリズムに目覚めて自分にとっての最小限の暮らしを追求し続けています。
- 来月には仕事も辞めます。
結婚もして36歳にもなっているのに相変わらず『好きなように生きたい』と昔の自分を取り戻してしまっている。
こんな話を2年前の自分に話したところで絶対に信じてくれないでしょう(笑)
だから人生は面白い。
音楽活動が大ブレイクして大金稼いで豪遊するような人生を夢見た時期もあった。
その頃はこんな言葉をずっと自分なりのスローガンにしていました。
『売れればベホマ』
ドラゴンクエストの全回復魔法の名前です。
どんなに借金しても、どんなにどん底人生であろうと、売れれば全て取り返せるという話をライブの打ち上げでしていた。
しかし結果は惨敗…
自分だけが特別なんかじゃなかったわけです。
夢を諦めた当時は『全て無駄だった』と思ったりもしてた。
けどそんなことは一切なかったんです。
繋がりという財産
決して大金を手に入れることは出来なかったし、今でもその日暮らしを続けています。
それでも、20代で繋がった縁はかけがえのない財産になっています。
今の自分がこうしてまた好きなように生きていられるのも、出会ってきた仲間がいてくれて、みんなが自分を忘れていなかったからに他ならないんです。
それ以上に価値のある財産なんてあるだろうか?と本気で思った。
2019年はSNSを背伸びして頑張ったりもしてみた。
けど数字だけを求めた繋がりに信頼関係なんかは一切なく、これはこれでいい経験になりました。
ちゃんと一人一人と向き合っていかなきゃならんなと。
人生は一度きりだけど、レースは一本だけじゃない。
仮に結果を残せなくても、棄権しても、その経験を活かして次のレースに挑戦すればいいだけ。
何だったら種目だって自由に選べる。
無理して合わないレースに挑む必要はないわけだから。
36歳のレースはこれからも形を変えて続きます。