ひとりインストバンドとして、素敵な楽曲を配信しているbeco(騒音のない世界)
公式サイトでアップロードされている楽曲は、素材・商用利用することが可能です。
動画サイトのBGMとして、聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなbecoさんの楽曲より「ショートフィルム」のtab譜を作成しました。
弾いてみた動画と共に、フレージングを解説していきます。ぜひご参考ください。
・あくまで個人的な耳コピによる解説となります。実際の演奏とは異なる部分がありますので、ご了承ください。
ショートフィルム|beco(騒音のない世界)のギターフレーズ解説【楽譜(tab譜)付】
今回は、アコースティックアレンジでの挑戦となりました。
そのため、原曲とはアレンジが異なります。あらかじめご了承ください。
また、タブ譜の内容はメインメロディーとアルペジオバッキングのみです。
弾いてみた動画内のサイドメロディーは表記されていません。
以上を踏まえて、それぞれのセクションごとにポイントを解説します。
イントロ
まず始めの注意点として、全体のノリはややハネ気味です。
tab譜の「イントロ」という文字の上部にも記載していますが、八分音符をそのまま「タタタタ」と表現するのではなく、「タータタータ」と表現しているイメージになります。
楽曲のフレーズそのものは決して難しくありませんが、常にノリやリズムを意識して弾くようにしましょう。
また、アルペジオバッキングは常に指弾きです。
ニワっち
Aメロ・2Aメロ
Aメロは、とくに難しいフレーズはありません。
単調にならないように、一音一音を丁寧に弾きましょう。
アルペジオバッキングは、一定のリズムを意識して弾くと良い感じになります。
ショートフィルムの一番の難関は、2Aメロではないでしょうか。
アルペジオバッキングは変わりませんが、メインメロディーがやや複雑です。
ちょいハネを意識した3連符から、絶妙なオクターブ奏法へと続きます。
雑音が混ざらないように、ミュート対策や的確なピッキングができるように練習してみてください。
とくに難しいのは、3弦と1弦を使ったスライド奏法。
3弦と1弦の9フレット・7フレットが重なる瞬間は、音を少し被らせることで原曲に近いニュアンスが再現できます。
後半のペンタスケールは、16分のスライドがそこそこ速いので、フレット移動が正確にできるように練習しましょう。
Bメロ
Bメロは、曲全体の中で最も音数が少ないセクションです。
ニワっち
音はハッキリと鳴らしつつ、やさしいタッチで雰囲気作りを心がけてみてください。
Cメロ
Cメロは、アルペジオ・メイン共にリズムや雰囲気が変わります。
バッキングは休符が多くなるので、音のメリハリを意識しましょう。
後半のバッキングは、休符のあった部分に3弦の音を追加して雰囲気を盛り上げます。
メインメロディーは、ちょいハネの3連符が続いているので、リズムやノリが崩れないように意識して弾いてください。
間奏
間奏の頭は、バッキングフレーズの最難関ポイントです。
ちょいハネの8分3連と、絶妙な休符が続くので、リズムキープが急にシビアになります。
その後、アルペジオバッキングは音符が詰まったフレーズに切り替わるため、焦らずに落ち着いて一音一音を丁寧に弾きましょう。
ソロパートも、ややノリが表現しにくい16分音符と休符が多くなるので、リズムやノリに注意して弾いてみてください。
ショートフィルム|beco(騒音のない世界)の難易度やポイント
ショートフィルムのアコースティックアレンジは、とにかくリズムキープが非常に難しいです。
とくに、間奏からはノリが一変するため、慣れるまでは思うようにニュアンスが表現しきれないでしょう。
しかし、フレーズが難しかったり、技術力を必要としたりするわけではありません。
指弾きバッキングを丁寧に演奏できるようになりたい人や、アコギソロを弾けるようになりたいギター中級者の人は、ぜひ挑戦してみてください。
騒音のない世界のサブスク・ダウンロードに関して
becoさんは、ひとりインストバンド「騒音のない世界」として、音楽活動をしています。
主な活動内容は、以下のとおりです。
- 素材利用可能な楽曲の無料配信
- 定額制の音楽配信サービスへの楽曲配信
- 楽曲の販売
楽曲は、becoさんの公式ページよりダウンロードが可能です。
ただし、無料で利用できるのはSoundCloudからダウンロードできる楽曲のみとなります。
また、定額制音楽配信サービスや、iTunes Storeなどの音楽配信サービスでも配信されています。
以下のリンクより、ご確認ください。
▼公式Webサイトはこちらから。
参考
騒音のない世界 公式Webサイト騒音のない世界
まとめ:アコギソロや指弾きの練習曲として挑戦してみよう!
今回は、becoさんの楽曲「ショートフィルム」の、アコースティックアレンジの動画とtab譜を紹介しました。
初心者にはややハードルの高い楽曲ですが、中級者以上の人であれば、リズム練習やフレーズ練習に最適な難易度となります。
原曲とはまた違った雰囲気を、楽しんでいただければ幸いです。
ニワっち
出来る限りのアドバイスをさせていただきます。