ひとりインストバンドとして、素敵な楽曲を配信しているbeco(騒音のない世界)
キャッチーなフレーズが心地良くて、動画のBGMとして利用している人も多いですよね。
今回は、そんなbecoさんの楽曲より「ニンニン忍者」のtab譜を作成してみました。
弾いてみた動画と共に、フレージングを解説していきます。ぜひご参考ください。
・あくまで個人的な耳コピによる解説となります。実際の演奏とは異なる部分がありますので、ご了承ください。
ニンニン忍者|beco(騒音のない世界)のギターフレーズ解説!【楽譜(tab譜)付】
ニンニン忍者は疾走感があり、単音カッティングが多い楽曲です。
16分ストロークが多く、筆者自身コピーには苦戦しました。
構成はいわゆるサビメロから始まって、AメロBメロとなりますが、後半は展開がコロコロ変わるため、タブ譜もやや長くなっています。
早速、それぞれセクション毎にポイントを見ていきましょう。
イントロ
ニンニン忍者のイントロバッキングは、左右から鳴っている2本のバッキングで成立しています。
ここでは、L(左)で鳴っているパワーコードバッキングをコピーしました。
その後、すぐにCメロフレーズを弾く形になるので、左手は動画のようにすぐさまCメロ頭のフレーズにポジションチェンジしておきましょう。
Cメロ
ニンニン忍者のメインテーマとなっているCメロ。
1弦9フレットから16フレットの弦飛びフレーズや、1弦11フレットから13フレットにかけての16分スライドが多いです。
ニワっち
動画でも、7小節目の11〜13フレットのスライドはミスをしており、14フレットまでスライドしています。
安定して弾くのは、そこそこ大変です。
Aメロ
筆者自身、とくに苦労したのがこのAメロセクションです。
実際に、所々でチョーキングはピッチが悪かったり、フレーズのキレが甘かったりと、再現しきれていません。
また、タブ譜では表記していませんが、1小節目と5小節目の前では、ゴーストで16分の空ストロークを入れています。
2フレットの11、9フレットも、単音カッティングを意識すると原曲に近いニュアンスが出せるはずです。
Bメロ
続くBメロも、難易度は高めです。
というのも、ここではひたすら単音カッティングが続くため、弾かない弦のミュート対策がしっかりできていないとまず弾けません。
たとえば、出だしの4弦8フレットの場合、人差し指の付け根で5弦をミュート、腹の部分で3〜1弦をミュートをします。
6弦は、親指で軽く触れてミュートしています。
左手と右手の動きは、動画を参考にしてみてください。
ブリッジ
イントロではL(左)のフレーズを弾いていましたが、ブリッジではR(右)のバッキングパートを弾いています。
基本的には掛け合いフレーズになっていて、折返し部分のみユニゾンといった形です。
ポジションが中段弦なので、他の弦の音が鳴らないようにミュート対策をしっかりしましょう。
間奏(ソロ)
間奏は、オクターブ奏法を使ったアクティブプレイと、単音カッティングを駆使したクールなフレーズの2面編成です。
オクターブ奏法はしっかりミュート対策をしつつ、折返しの和音カッティングで一気に雰囲気を変えていきましょう。
カッティングはかなり高速なので、正確に弾けるまではゆっくり練習したほうがいいです。
後半は1〜2弦を使ったカッティングプレイとチョーキングです。
ニワっち
しっかりとピッチコントロールができると、良い感じになります。
Dメロ
タブ譜ではやや複雑な表記になってしまいましたが、フレーズそのものはあまり難しくありません。
ニュアンスとしては、スライド移動しながら単音ピッキングをして音を繋いでいくイメージです。
筆者の場合は、左手の人差し指のみで現移動をしてニュアンスを出しています。
その後、1弦9フレットから13フレットを使うやや運指が広いフレーズへと展開します。
基本的にはペンタスケール内のフレーズとなっているので、1音ずつ丁寧に弾いていきましょう。
Dメロ終盤では、1弦9フレットからいきなり16フレットチョーキングまでポジション移動するセクションがあります。
間は8分休符と短いので、的確にポジション移動をしましょう。
3Cメロ
Dメロ後、再びサビメロに戻りますが、少し大人しい雰囲気に変わります。
基本フレーズはサビメロと変わりませんが、ピッキングのニュアンスは弱めないと雰囲気が出ません。
音源の雰囲気に合わせて、タッチやニュアンスをやさしくしましょう。
後半は、4Cメロに向けて徐々に盛り上げていきます。
最後の和音フレーズは、原曲では1弦を鳴らしていませんが、盛り上がりをつけるために3和音で弾いてみました。
あとは、アウトロに向けてタブ譜通りに演奏すればOKです。
ニンニン忍者|beco(騒音のない世界)の難易度やポイント
ニンニン忍者は、単音カッティングや強弱ニュアンスといった技術が多く、トータル的な難易度はかなり高いです。
筆者自身、再現しきれていない部分が多く、動画に関しては妥協した点が多くなっています。
とくに、AメロBメロセクションは細かい技術が不可欠で、非常にシビアです。
Aメロのbecoさんのニュアンスを真似るのはかなり難しいですが、原曲をよく聴いて練習してみてください。
騒音のない世界のサブスク・ダウンロードに関して
becoさんは、ひとりインストバンド「騒音のない世界」として、音楽活動をしています。
主な活動内容は、以下のとおりです。
- 素材利用可能な楽曲の無料配信
- 定額制の音楽配信サービスへの楽曲配信
- 楽曲の販売
楽曲は、becoさんの公式ページよりダウンロードが可能です。
ただし、無料で利用できるのはSoundCloudからダウンロードできる楽曲のみとなります。
また、定額制音楽配信サービスや、iTunes Storeなどの音楽配信サービスでも配信されています。
以下のリンクより、ご確認ください。
▼公式Webサイトはこちらから。
参考
騒音のない世界 公式Webサイト騒音のない世界
まとめ:ニンニン忍者で単音カッティングをマスターしよう!
今回は、becoさんの楽曲「ニンニン忍者」を、tab譜と共に解説しました。
ギター初心者にはハードルが高いかもしれませんが、そこそこ弾けるようになった人ならかなり弾きごたえのある楽曲になっています。
速すぎて弾けない場合には、無理して曲のテンポに合わせずに、ゆっくり練習するようにしましょう。
本記事が、コピーの参考になれば幸いです。
ニワっち
出来る限りのアドバイスをさせていただきます。