自分にとっての必要性を最小限に考える「ミニマリスト」
もし、カップルや夫婦で相手だけがミニマリストの場合、生活はどうなるのでしょうか?
筆者はミニマリストですが、妻は一般的な方です。
共同生活を巡って、様々な争いがあったことは事実。
今回は、ミニマリストと一緒に暮らす生活について話していきます。
カップルや夫婦はミニマリストと一緒に暮らせるのか?
まず結論から言うと、一般的な方がミニマリストと一緒に暮らすことは充分可能です。
むしろ、大抵のことはメリットに繋がります。
実際の夫婦生活で感じたメリットは以下のとおり。
- 物が少ないのはミニマリストの私物のみ
- 掃除や片付けの手間が減る
- ほどよい生活感を維持できる
1. 物が少ないのはミニマリストの私物のみ
よく勘違いされますが、ミニマリストって自分の所有物が少ないだけなんです。
恋人やパートナーがミニマリストだとしても、私物の割合が極端に違うだけの話。
筆者の場合、「私物:相手の持ち物:共有物」を比率にすると「1:6:3」といった感じでしょうか。
ニワっち
これさえ徹底していれば、大きなトラブルはありません。
共有物のみ要相談!
筆者自身、最初は共有物への理解が浅すぎたことで、様々なトラブルに発展しました。
とくに、テーブルや椅子、家電類は、お互いの許容範囲をよく相談して決めましょう。
2. 掃除や片付けの手間が減る
ミニマリストは私物が少ないので、掃除や片付けが圧倒的にラクです。
ほぼ毎日掃除をしていますが、所要時間は15分〜30分くらいでしょうか。
妻の私物は、全て個人部屋に収納させることで、トラブルを最小限に抑えています。
共同スペースのみ、スッキリさせていれば問題ないですからね。
なぜ私物を部屋毎に分けた方がトラブルが抑えられるのか?は、後ほど説明します。
3. ほどよい生活感を維持できる
ミニマリストって聞くと、本当に必要最小限の物しか持たない「生活感のない空間」というイメージが強い気がします。
仮に筆者が1人暮らしをしていたら、かなり物数が少なくなるかもしれません。
そういう意味では、共同生活によってある程度の生活感が保たれているのかもしれませんね。
ミニマリストと一緒に暮らす際に気をつけること
メリットだけを見ると、「別に共同生活に問題はないのでは?」と思うかもしれません。
ここからは、実体験を踏まえつつ、ミニマリストとの暮らしで気をつけるべきことを、3つほど紹介します。
- 相手の物には絶対に手を出さない
- 私物は部屋毎に分けた方がトラブルが減る
- 多少の小言は覚悟しよう
1. 相手の物には絶対に手を出さない
まずは、ミニマリスト側の注意点。
相手の物に手を出すと、100%トラブルになります。
仮に、明らかなゴミであっても捨ててはいけない。
これは、逆の立場になると理解できます。
明らかなゴミだと分かっていても、他人に勝手に処理されるのって、あまり良い気分じゃないですよね?
最低限「これは残しておくの?」と、確認をしましょう。
2. 私物は部屋毎に分けた方がトラブルが減る
共同生活をしていると、同じ部屋にお互いの私物が置いてあったりしませんか?
なぜなら、ミニマリストにとってパートナーの持ち物は気になって仕方がないから。
私物が共同部屋に溢れてしまうと、「これ、本当に必要なの?」と言われてしまうことがあるかもしれません。
ニワっち
そこで、筆者宅では妻専用部屋を設けて、全ての私物をまとめました。
これなら相手には、「部屋にしまっておいたよ」と伝えればいいだけ。
もし、パートナーの私物管理に悩んでいるのなら、積極的に所有物の部屋分けを徹底しましょう。
3. 多少の小言は覚悟しよう
一般の方と共同生活を送るならば、ミニマリストは相手の立場を尊重しなければいけません。
しかし、それでも多少の小言が出てしまうのは仕方がないこと。
- 靴が棚に収まらなくなってきてるよ?
- この買い物袋はまだ残しておくの?
- この前買った〇〇、まだ開けてないよね?
ニワっち
しかし、何も言わなかったら言わないで、間違いなく物が溢れます。
これは片付けができる人と、できない人との会話でも、必ず起こる問題でしょう。
どちらかが「それはやりすぎ…」とか「いい加減に…」という一面があったのなら認め、お互いを尊重できる距離感を大事にしていきましょう。
まとめ:ミニマリストとの共同生活は思いやりが重要!
個人の見解として、「ミニマリストだから…」という理由は、あまり問題にならない気がします。
共同生活は、思いやりが1番大事です。
「一緒に物の少ない暮らしをしよう!」と、相手に強要させても上手くいきません。
逆に、「ミニマリストやめてくれない?」と、相手を変えようとしてしまうのも良くないでしょう。
お互いの価値観を理解して、「どうすれば心地よく一緒に生活できるか?」を、よく話し合ってみてはいかがでしょうか。
筆者自身、たくさん失敗をしたからこそ、自分のミニマリズムを維持しながら共同生活を送っています。
悩んでいた方は、ぜひ参考にしてみて下さい。