人にはそれぞれ苦手な物事があります。
しかし、それらは『全て思い込みによるモノ』とも言われているんです。
幼い頃に経験した嫌な思い出、親や友人から言われた中傷的な言葉など。
そうした記憶がそのまま苦手意識として植え付けられているそうです。
ネガティブな思考は記憶に残りやすい
嫌な事は良い事よりもより深く記憶に残りやすいと言われています。
長く一緒に生活をしている夫婦が相手の良いところよりも悪いところばかりが目に付くように感じてくるのはこういった脳の錯覚によるものでもあるそうです。
言ってしまえば何も意識せずに日々の生活を送っていると、知らず知らずのうちに頭の中はネガティブな思考で埋め尽くされてしまうということ。
そうならないためにはどうすればいいのか??
それは意識的に自分で自分を騙す習慣を身につける事だと思っています。
思い込みはプラスにも働く
過去の嫌な記憶が現在の苦手意識に繋がっているのと同様、プラスな思い込みは得意意識に繋げることが可能です。
もし克服したい何かがあるのであれば『自分に出来るだろうか?』と思い込むのではなく『自分には出来る!』と思い込むことが大事ということになります。
目標は限りなく小さなことから
ここで重要なのが、目標は限りなく小さくしてスタートさせること。
いきなり100点を目指すのではなく、まずは1点を取るつもりで取り組む。
極論にはなりますが、自分が苦手だと感じる物事はこの1点を取ることをコツコツ積み上げることで、ほとんど克服が可能ということです。
現に自分の場合、2019年までは全く運動をしていなかったため、ジョギングを始めてみたものの小さな公園を2.3周走るだけで精一杯でした。
それが3日に1回、200mずつ距離を伸ばしていこうと決めて走り続けた結果、4ヶ月後には10km走れるようになっていました。
元々運動が大の苦手だったので、この結果は自分でも予想外でした。
しかし常にイメージしていたことは『自分なら出来る』という思い込みでした。
最大のライバルは常に自分自身である
あの人は自分よりも何倍も早く結果を出してるのに自分は…と比べてしまうのはやめましょう。
他人と比較してしまう行為は『自分には無理…』という思い込みを何よりも促進させてしまいます。
比べなきゃいけないのは昨日の自分です。
昨日の自分と比べてどう変わったか?
どんなに些細なことでも常に昨日の自分よりも一歩だけ前へ…という気持ちを意識し続ければいいんです。
別に昨日でなくても、一昨日でも3日前でも構いません。
腕立てを5回出来たのならば、3日後には6回、さらに5日後には7回、10日後に8回出来たのならば、それは無理を可能にした証拠です。
常に自分の可能性を疑わない事。
最大のライバルはいつだって自分自身です。
自分で自分を騙して無理を可能にしていきましょう。