ひとりインストバンドとして、素敵な楽曲を配信しているbeco(騒音のない世界)
公式サイトのSoundCloudにアップロードされている楽曲は、素材・商用利用することが可能です。
今回は、そんなbecoさんの楽曲より「亡霊の女の子」のtab譜を作成しました。
弾いてみた動画と共に、フレージングを解説していきます。ぜひご参考ください。
・あくまで個人的な耳コピによる解説となります。実際の音源・演奏とは異なる部分がありますので、ご了承ください。
亡霊の女の子|beco(騒音のない世界)のギターフレーズ解説【楽譜(tab譜)付】
beco(騒音のない世界)さんの楽曲「亡霊の女の子」は、癖のあるフレージングが多く、非常に難易度が高いです。
弾いてみた動画でも、再現しきれていないセクションが多々あります。
そのため、tab譜はより原曲に近いニュアンスを意識して作成しました。
ニワっち
さっそく、それぞれのセクションごとにポイントを解説します。
イントロ
亡霊の女の子は、イントロフレーズからいきなり難しいです。
tab譜によるフレットポジションをただ弾くのではなく、音符の長さに注意して弾きましょう。
16分休符によるキレを意識することで、より原曲のニュアンスに近づけます。
Aメロ
Aメロは、ペンタスケールを中心としたスピーディーなメロディーラインになります。
イントロ同様、休符やキレを常に意識して弾いてみてください。
Bメロ
Bメロは、比較的難易度が低めのセクションです。
26〜27小節目にかけて音程が急に上がるため、フレット移動に注意しましょう。
一応、サビ手前のハンマリングフレーズもtab譜に記載しましたが、バッキング音源では左パートのフレーズです。
無理に弾かなくても成立はしているので、好みで弾き分けてください。
サビメロ
サビメロでとくに注意するポイントは、38小節目のチョーキングです。
tab譜には1弦の15フレットの全音チョーキングとして記載しましたが、音源ではかなり絶妙な音程のチョーキングとなっています。
半音と全音の中間よりやや高めの音程といったニュアンスでしょうか。
感覚的に合わせる必要があるため、音源を確認して丁度良いチョーキング具合を把握しましょう。
間奏
ブリッジの後、ギターソロとなる間奏があります。
そこそこトリッキーな音程のフレーズなので、やや覚えにくいかもしれませんが、根気よくコピーしてみてください。
63小節目は、これまた絶妙なリズムパターンだったこともあり、tab譜も正確ではありません。
フレーズポジションを覚えたら、音源をよく聴いてニュアンスもコピーしてみてください。
Cメロ
間奏後、一息つく暇なくCメロに続きます。
ここではハーフテンポ調になるため、ギターフレーズもやや落ち着きます。
リズムが走ってしまわないように気をつけましょう。
アウトロ
アウトロは、イントロと似ていますが全く別パターンのフレーズです。
リズムパターンは変わりないですが、音程やフレージングが異なっているので注意しましょう。
また、食い気味の3拍目(3弦10フレット)は、休符を挟んでいません。
イントロでは3弦11フレットが「トゥットゥ」というリズムだったのに対して、アウトロは「トゥートゥ」というニュアンスになります。
亡霊の女の子|beco(騒音のない世界)の難易度やポイント
亡霊の女の子は、全体的に細かいフレーズが詰め込まれています。
ギター演奏の基礎技術がある程度高くないと、最後まで弾ききるのは難しいです。
難易度としては、ギター中級者〜上級者向けの楽曲といえるでしょう。
ニワっち
tab譜では細かいニュアンスまで記述できていないので、原曲をよく聴いて音符の長さやスライドインまで気にしてコピーしてみてください。
騒音のない世界のサブスク・ダウンロードに関して
becoさんは、ひとりインストバンド「騒音のない世界」として、音楽活動をしています。
主な活動内容は、以下のとおりです。
- 素材利用可能な楽曲の無料配信
- 定額制の音楽配信サービスへの楽曲配信
- 楽曲の販売
楽曲は、becoさんの公式ページよりダウンロードが可能です。
ただし、無料で利用できるのはSoundCloudからダウンロードできる楽曲のみとなります。
また、定額制音楽配信サービスや、iTunes Storeなどの音楽配信サービスでも配信されています。
以下のリンクより、ご確認ください。
▼公式Webサイトはこちらから。
参考
騒音のない世界 公式Webサイト騒音のない世界
まとめ:亡霊の女の子は細かいニュアンスの練習に最適!
亡霊の女の子は、テンポこそ128とミディアムですが、16分音符や休符の多いテクニカルフレーズが盛りだくさんです。
とくに、イントロやアウトロのフレーズを安定して弾ききるのは、かなり難しいです。
リズムや運指のトレーニングとしても最適なので、ぜひ挑戦してみてください。
筆者自身も、丁寧に弾けるようになるまで練習します。
ニワっち
出来る限りのアドバイスをさせていただきます。