いざギターを始めてみようと思い立ったら、まずは好きな曲を演奏できるようになりたいですよね。
でもただ好きな曲を選んでしまうと、難易度が高すぎて挫折に繋がってしまうこともあるかと思います。
今回はギター初心者がコードの練習曲を選ぶ際に基準にするべきポイントについて話していきます。
ギター初心者が基準にするべきポイントについて
完全に一からギターを始める前提として、無理なく曲を弾きたい場合には、難しすぎる曲をチョイスしないことが重要になってきます。
ざっくりまとめると、基準にするべきポイントは以下になります。
- 自分が好きな曲をチョイスする
- テンポが早すぎない曲を選ぶ
- コード進行がシンプルな曲を見つける
- そのまま演奏する必要はない
自分が好きな曲をチョイスする
正直、これが第一前提になるのは間違いないかなと思います。
どうせギターを始めるなら、確かに難易度の低い選曲をするべきではあります。
でも、それが好きな曲でなかったら絶対に楽しくないですよね。
なので、この記事ではオススメ曲を紹介するようなことはしません。
ギターを今日から始めようと思い立ったとして、まずは何から練習するべきか??
自分が一番好きな曲でいいと思います。
ただ、それがあまりにも難しすぎるというケースもあるはず…。
そんな場合には、好きなアーティストから曲を選曲、またはそれに似たアーティストの曲から選曲しましょう。
じゃあ何を基準に選曲するべきか??
次は選曲の基準について説明していきます。
テンポが早すぎない曲を選ぶ
どうしても難しいと感じる場合、気にしてほしいのはテンポ感です。
コード進行を確認するだけでも精一杯な初期段階で、疾走感のある曲を演奏しようと思っても『えっ?ちょっと待って…』というのがリアルな現実です。
最初はテンポの早すぎない曲を選曲することで、ゆとりを持ってコードを覚えることに専念するのがオススメです。
コード進行がシンプルな曲を見つける
一つの曲で使用するコードの種類は曲によって様々ですが、できる限りシンプルな曲だと助かります。
いきなり雰囲気を変えたり、ラストを盛り上げるために『転調』という方法を使う曲が存在しますが、初心者にとっては難易度が急激に上がってしまいます。
好きなアーティストの中でも、直感で構いません。
「あんまり難しくないかも」と感じる、シンプルな曲をチョイスしてみましょう。
そのまま演奏する必要はない
これはかなり個人的な一案でしかないですが…「簡単な曲とか言って、全然簡単じゃないじゃん!!」って感じた経験がある方の原因として、バレーコードを多用する曲を選曲してるんじゃないかなと思うんです。
バレーまたはセーハとは、ギター・ウクレレ等の撥弦楽器において用いられる、一本の指で同フレット上の複数の弦を同時に押弦する奏法のこと。バレーを用いたコードフォームをバレーコードと呼ぶ。
そんな時は、ギターならではの便利アイテム『カポタスト』通称:カポがあります。
いざシンプルで好きな曲をチョイスして演奏してみたものの、なんかコードが弾きづらい…なんてことが意外と多いんです。
そんな時にも、カポさえあればオーソドックスなCポジション・Gポジションなどを維持したまま別のキーの曲が弾けたりするので、初心者にはかなりオススメです。
あいみょん-マリーゴールドをチョイスしてみました。
カポの活用例として、あいみょんさんの『マリーゴールド』で例えてみます。
非常にシンプルで弾きやすい曲ですが、曲のキーはDメジャーです。
そのまま弾いても問題はないんですが、いくつかバレーコードを使用するので初心者にはやや難しくなります。
しかし、カポを2フレット(2カポ)に装着することで、Cポジションによる演奏が可能になります。
それでも避けられないFのバレーコードは登場します。
しかし、バレーコードはFのみなので、簡略化させたい場合は以下のフォームでも問題ないです。
以上を踏まえて演奏してみると、カポなしで弾く場合に比べてかなり難易度が下がったと思います。
コード譜はこちら
※カポ2の場合のコード表記になっています。
結論:好きな曲を弾きやすい方法で弾くのが一番
最後に、初心者がギターを弾く際のポイントをまとめます。
・難しい場合は、好きなアーティストのテンポの遅い曲、シンプルな曲を探してみる。
・どうしても弾けない場合はカポを使って簡単アレンジをしてみる
好きな曲を好きなように弾けるようになれば、そこから始めて『もっといろんな曲を演奏してみたい!!』という感覚が広がるものです。
ちなみに、筆者が始めてギターで弾けるようになった曲は河村隆一さんの「BEAT」という曲です。
自分にとっての弾きやすいオススメ曲を見つけて、少しずつ可能性を広げていってみてください。