【簡単!】M1 MacとOBSでSwitchの録画・ゲーム配信をするための機材や設定まとめ!

【簡単!】M1 MacとOBSでSwitchの録画・ゲーム配信をするための機材や設定まとめ!

この記事はこんな人におすすめ!
  • Macを使ってSwitchの録画やゲーム配信がしたい!
  • 必要な機材やソフトについても知りたい!
  • 配信・録画をするまでの設定方法についても教えて!
  • Macを使ってSwitchの録画・ゲーム配信をする場合、今までは「Soundflower、BlackHole、Ladiocast」など、さまざまな音声ソフトやアプリが必要でした。

    しかし、2022年12月現在では、必要機材とOBSさえあれば、誰でも簡単にSwitchのゲーム配信ができます

    この記事では、M1Macを使ってSwitchの録画・ゲーム配信をするための機材や、細かい設定方法についてまとめました。

    ニワっち

    「どうしてもMacを使ってゲームの録画・配信がしたい!」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

    M1 MacでSwitchの録画・ゲーム配信をするために必要な機材

    M1 MacでSwitchの録画・ゲーム配信をするために必要な機材

    今回は、MacBook Pro「14インチ/Apple M1 Pro/16GB」を使って、Switchの録画・ゲーム配信をしています。

    必要な機材は、以下のとおりです。

    1. Mac(PC)
    2. Switch本体(ドック含む)
    3. Elgato HD60 S+(キャプチャーボード)
    4. Anker PowerExpand+ 7-in-1(MacBook用のHUB)
    5. Acer ゲーミングモニター「23.8インチ KG241YAbmiix 」
    6. ヘッドホン・マイク

    ニワっち

    それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

    機材1.Mac(PC)

    機材1.Mac(PC)

    スペックについて
    CPUは最低でもCore i5以上、メモリは8GB以上(16GB以上推奨)が望ましい!

    筆者が使用しているのは、MacBook Pro「14インチ/10コアCPU、14コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M1 Pro/16GB」です。

    スペックによっては、ゲーム配信自体が厳しい場合もあるので注意してください

    機材2.Switch本体とドック

    機材2.Switch本体とドック

    Switchを録画・ゲーム配信するには、本体だけではなく「ドック」も必要です。

    また、Switch Liteではゲーム配信ができないので注意しましょう

    ここに注意!
    Switch Liteは携帯モードにしか対応していないため、外部ディスプレイとして表示することができない!

    機材3.Elgato HD60 S+(キャプチャーボード)

    機材3.Elgato HD60 S+(キャプチャーボード)

    キャプチャーボードって何?
    ゲーム機の映像をパソコンに映すための周辺機器。つまり、キャプチャーボードがないとゲームの録画・配信ができない!

    ニワっち

    Macに対応している外付けキャプチャーボードは種類が少ないので、購入の際には気をつけましょう。

    Macに接続するキャプチャーボードは、Elgato HD60 S+が安定しています。ザックリとした特徴は、以下のとおりです。

    • 画質は4K/30fpsと1080p/60fpsで録画可能
    • パススルーに対応
    • 遅延が少なく、簡単なアクションゲームならモニターなしでもプレイ可能
    • 対応OSはWindows10 (64-bit)、MacOS Sierra 10.13 以降

    値段はそこそこ高いですが、画質は良質で、本体の発熱も少ないため、ある程度の長時間配信でも問題なく使えます

    【補足】格安キャプチャーボードは非推奨

    なるべく安く済ませたい人は、「TreasLin HSV321」をお試し程度の気持ちで使うと良いでしょう。

    TreasLin HSV321

    ただし、値段相応に画質が落ちるため、個人的にはあまりおすすめしません

    ニワっち

    最初からしっかりとした画質で始めたい人は、Elgato HD60 S+を検討しましょう。

    機材4.Anker PowerExpand+ 7-in-1(MacBook用のHUB)

    Anker PowerExpand+ 7-in-1(MacBook用のHUB)

    キャプチャーボードをMacに繋げるには、USB Type-Aが必要です。

    しかし、MacBookの外部接続端子はUSB Type-Cとイヤホンジャックだけしかありません。

    そこで必要となるのが、さまざまな端子に接続できる「HUBハブ」です

    Macに対応していれば、どの種類を選んでも問題ありませんが、筆者は「Anker PowerExpand+ 7-in-1」を使用しています。

    注意点として、Mac側のUSB Type-Cを2つ使って繋げるタイプのHUBはおすすめしません

    なぜなら、イヤホンジャックやMagSafe3コネクタまで塞いでしまうからです。

    おすすめしないHUB

    ニワっち

    こだわりがなければ、使い勝手の良い「Anker PowerExpand+ 7-in-1」が便利ですよ。

    機材5.Acer ゲーミングモニター「23.8インチ KG241YAbmiix 」

    機材5.Acer ゲーミングモニター「23.8インチ KG241YAbmiix 」

    Acer ゲーミングモニター「23.8インチ KG241YAbmiix 」は、安価でありながらSwitch用としては全く問題なく使用できるゲーミングモニターです。大まかな特徴は、以下のとおり。

    • テレビより映像が滑らかで、操作が快適。
    • 非光沢(ノングレア)パネルによって目が疲れにくい。
    • テレビよりも遅延が少ない。
    • ゲーム向けの機能を搭載している。

    ただし、「Acer KG241YAbmiix」本体の音質は決してよくありません。スペックもSwitch用としては最適ですが、PCゲーム用としては物足りないレベルになります。

    ニワっち

    筆者はSwitch用、PCモニターとして使っていますが、十分満足できています。

    【補足】ゲーム配信にはモニターがほぼ必須!

    なぜモニターは必要?
    Macに映した画面でもゲームはできるが、遅延によってプレイに影響が出てしまう可能性あり!

    遅延が少ないと定評の「Elgato HD60 S+」でも、アクションゲームを快適に遊べるほどではありません。

    できれば、テレビではなくゲーミングモニターを使用することをおすすめします。

    機材6.ヘッドホン・マイク

    機材6.ヘッドホン・マイク

    ヘッドホンとマイクは、ゲーム音を聞いたり、自分の声を配信で使う際に必要です。

    ヘッドホンとマイクが一体になっているタイプであれば、機材を増やす必要がないので便利でしょう。

    筆者は、弾いてみた動画用にマイクを持っているため、ヘッドホンとは別にマイクを使用しています。

    ニワっち

    USBマイクも、HUBに接続するだけなので便利ですよ。

    【番外】あると便利な機材

    【補足】あると便利な機材

    上記アイテムがあれば、Switchの録画・ゲーム配信は問題なくできますが、別途マイクを使用するのであれば、オーディオインターフェースがあると便利です。

    オーディオインターフェースとは?
    マイクや楽器などの音を、パソコンに接続するために使用する機材。

    ニワっち

    キャプチャーボードは映像をPCに送るための機材、オーディオインターフェースは音をPCに送るための機材といった感じですね。

    今後、「音楽関連のソフトを使用したい」という目的があれば、導入を検討しましょう。

    M1 MacでSwitchの録画・ゲーム配信をするには「OBS Studio」が必要!

    M1 MacでSwitchの録画・ゲーム配信をするには「OBS Studio」が必要!

    「OBS Studio」は、無料でダウンロードできるライブ配信ソフトです。

    配信をしながら録画をすることも可能で、YouTubeやTwitchなど、メジャーな配信サイトなら大体使用できます

    ここからは、OBSのインストール方法について見ていきましょう。

    OBS Studioのインストール方法

    手順1
    インストーラをダウンロード

    OBS Studioのインストール方法

    まずは、使用しているOSを選んで、ダウンロードインストーラを選択します。

    M1Macの場合は、「arm64/Apple Silicon」を選んでダウンロードしてください。

    手順2
    OBS Studioをインストールする

    OBS Studioのインストール方法

    ダウンロードしたインストーラをダブルクリックすると、インストール画面が表示されます。

    OBS.appをApplicationsにドラッグすれば、インストールが開始されます。

    手順3
    アプリケーションを確認して完了!

    OBS Studioのインストール方法

    アプリケーションを開いて、「OBS」があれば完了です。

    ニワっち

    とくに難しくはないですが、OSに合わないインストーラを選択しないように気をつけましょう。

    M1 MacとOBSでSwitchの録画・ゲーム配信をするための設定方法

    M1 MacとOBSでSwitchの録画・ゲーム配信をするための設定方法

    機材・ソフトの準備ができたら、いよいよM1MacでOBSを使って、Switchの録画・ゲーム配信の設定をしていきます。

    大まかな手順は、以下のとおりです。

    1. 機材をセッティングする
    2. Switch・OBSを起動する
    3. 実際に録画をして音量をチェックする
    4. 音量が決まったら配信の設定をして完了!

    それぞれ、順番に見ていきましょう。

    設定1.機材をセッティングする

    設定1.機材をセッティングする

    まずは、「Switchのドック→キャプチャーボード→HUB→M1Mac」と、機材をセッティングします。

    そして、キャプチャーボードのパススルーとモニターを接続すれば、セッティング完了です。

    マイクに関しては、機材によって以下のようにセッティング方法が異なります。

    マイクのセッティング
  • ヘッドホンと一体型なら、M1Macのイヤホンジャックに挿して完了。
  • USBマイクは、HUBを経由してセッティングする。
  • オーディオインターフェースも、HUBを経由してセッティングする。
  • ニワっち

    それぞれ状況に合わせて、セッティングをしてください。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    設定2.Switch・OBSを起動する

    セッティングが終わったら、SwitchとOBSを起動して、下記の順番に設定していきましょう。

    手順1
    シーンを作成する

    設定2.Switch・OBSを起動する

    まずはじめに、右下の「シーン」の+ボタンを押します。

    「Switch録画」や「Switch配信」など、好きな名前を入力してOKをクリックしてください。

    手順2
    映像をOBSに映す

    設定2.Switch・OBSを起動する

    続いて、「ソース」の+ボタンを押して、「映像キャプチャデバイス」を選択します。

    こちらも、「Switch映像」と、好きな名前を入力してOKをクリックしてください。

    その後、表示されるプロパティのデバイスから、使用しているキャプチャーボードを選択します。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    すると、Switchの映像がM1MacのOBS上に映し出されます。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    最初は、映像が左上にしか表示されていないので、赤枠を伸ばして画面いっぱいに表示させましょう。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    これで、映像の読み込みは完了です。

    手順3
    Switchの音声をOBSに送る

    この状態では、まだSwitchの音声が送られていません。

    再び「ソース」の+ボタンを押して、「音声入力キャプチャ」を選択します。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    「Switch音声」と、好きな名前を入力してOKをクリックしてください。

    プロパティが表示されたら、ここでも使用しているキャプチャーボードを選択します。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    これで、Switchの音声もM1Macに送られます。

    映像・音声が出ない場合
    映像・音声が出ない場合は、「システム環境設定→セキュリティとプライバシー」と選択して、プライバシー一覧から「カメラ・マイク」が許可されているかを確認してください。
    チェックマークが付いていなければ、チェックして許可しましょう。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    手順4
    マイクの音声をOBSに送る

    設定2.Switch・OBSを起動する

    マイクを使う場合は、さらに「ソース」の+ボタンを押して、「音声入力キャプチャ」を選択します。

    「マイク音声」と、好きな名前を入力してOKをクリックしてください。

    プロパティが表示されたら、使用する音声入力先を選択します。ヘッドホンマイクなら「外部マイク」、USBマイク・インターフェースなら、使用している機材名を選択すればOKです。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    これで、映像・音声・マイク全てが、OBSに繋がっています。

    手順5
    Switchの音声をヘッドホンに送る

    このままではヘッドホンから音が出ていないので、ヘッドホンに音を出す設定をします。

    まずは、音声ミキサーの歯車マークをクリックして、「オーディオの詳細プロパティ」を選択してください。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    ヘッドホンに送りたい音声の「音声モニタリング」から「モニターと出力」を選択します。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    これで、選択した音声がヘッドホンから聞こえます。

    ここで、「モニターのみ(出力はミュート)」を選択すると、相手側に音がでない状態になってしまうため、基本的には選択しないのが無難です。

    ニワっち

    ゲーム音だけ聞こえればいい場合は、自分の声は「モニターオフ」にしておきましょう。

    もし、外部マイクが片方側から聞こえてしまう場合は、モノラルにチェックを入れれば改善されます。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    トラックは、後々録画した動画の音量バランスを編集したいのであれば、トラック1、トラック2と分けましょう。

    編集しない場合は、両方ともトラック1にしておけば大丈夫です。

    ここに注意!
    録画はトラックを分けられるが、配信はワントラックのみしか使えない!
    配信しながら録画もするのであれば、トラック1に統一しておくのが無難です。
    手順6
    OBSの環境設定をする

    設定2.Switch・OBSを起動する

    最後に、OBSの環境設定を行います。右の設定から「出力」を開いてください。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    配信は、「アップル VT H264 ハードウェアエンコーダ」で問題ありません。

    ビットレートは「6000」、キーフレームは「2」にしています。Macのスペック的にキツイ場合は、3000にして調整しましょう。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    録画に関しては、上記画像のような設定で良いでしょう。「録画ファイルのパス」は、保存したいフォルダを選択すればOKです。

    音声とリプレイバッファは変更しません。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    あとは、映像の解像度を「1920×1080」、FPSを「60」に設定しています。このあたりも、Macのスペックが足りないのであれば、解像度を「1280×720」、FPSを「30」などに設定して調整しましょう。

    設定3.実際に録画をして画質・音量をチェックする

    全ての設定が完了したら、実際に録画をして、画質や音量をチェックします。

    画像がカクつくようであれば、解像度やFPS値を下げましょう。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    音量バランスが悪い場合は、音声ミキサーの歯車マークから「オーディオの詳細プロパティ」を開き、音量を調整してください。

    設定4.画質・音量が決まったら配信の設定をして完了!

    設定2.Switch・OBSを起動する

    最後に、配信の設定もしておきましょう。

    設定の「配信」から、配信するサービスを選択します。

    選択後、「アカウント接続」をクリックすれば接続完了です。今回は、YouTubeの場合で解説を進めます。

    配信の管理をクリックして、項目をそれぞれ入力すれば、いつでも配信を始められます。

    設定2.Switch・OBSを起動する

    ここに注意!
    配信を始めるときと終わるときの操作は、全てOBS上で行いましょう。
    YouTube側で操作をすると、正常に動作しない場合があります。

    ニワっち

    以上で、録画・配信の設定は完了です。お疲れさまでした。

    まとめ:M1 MacでもSwitchの録画・ゲーム配信は簡単にできる!

    まとめ:M1 MacでもSwitchの録画・ゲーム配信は簡単にできる!

    今回は、M1MacでOBSを使ってSwitchの録画・ゲーム配信をするための機材や、設定方法について紹介しました。

    以前のような面倒くさい設定は全く必要ないので、誰でも簡単に始めることができます。

    ただし、ボイスチャットを含めた配信となると、従来どおり「Soundflower、BlackHole、Ladiocast」といった音声ソフトが必要です

    あくまで、簡単に1人で始められる方法として、参考にしていただければ幸いです。