近年では、アウトドアブームによってファミリー層はもちろん、ソロキャンパーも増加傾向にあります。
さまざまなキャンプグッズやアウトドア用品の1つとして、グリルマシーンや燻製器を買い揃えている人も多いのではないでしょうか。
今回紹介する「ASMOKE AS300」は、電源に繋げるだけでグリルやスモーク、ローストなど、さまざまな調理がたった1台で実現できるポータブルペレットグリルです。
そこで本記事では、ASMOKE AS300の機能について、実際の使い方や評価を踏まえて紹介します。
- 「バーベキューやキャンプでグリルや燻製がしたいけど、機材が多くて面倒…」
- 「家でも使いたいけど、近所への煙が気になる…」
- 「誰でも簡単に温度管理もできる万能グリルが欲しい」
このような悩みを抱えていた人は、ぜひ参考にしてください。
ニワっち
1.ポータブルペレットグリル「ASMOKE AS300」の機能・概要
ASMOKE AS300は、どこでも簡単にグリルやスモークなど、8種類の調理を楽しめるポータブルペレットグリルです。
アメリカのクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」では、開始5分でファンディング100%を達成した人気アイテムとなっています。
ここまで「ASMOKE AS300」が支持されているのは、以下のような魅力的な機能があるためです。
- 1台で8種類の調理が可能!
- 天然のアップルウッドペレットを採用!
- 温度調節が簡単!
- どこでも使えて煙が少ない!
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
ポイント1.1台で8種類の調理が可能!
ASMOKE AS300は、たった1台で以下8種類の調理ができます。
- GRILL(グリル・直火網焼き)
- SMOKE(スモーク・燻製)
- BBQ(バーベキュー)
- BAKE(ベイク・ピザ)
- ROAST(ロースト・蒸し焼き)
- BRAISE(ブレーズ・蒸し煮)
- SEAR(シアー・表面焼き)
- CHAR-GRILL(チャーグリル・焦がし焼き)
参考:ASMOKE公式サイト
焼き肉や燻製、ピザを焼くことも可能なので、飽きずに長年付き合うことができるでしょう。
ポイント2.天然のアップルウッドペレットを採用!
ASMOKE AS300の燃料として使用する専用ペレットは、天然のりんごの木から作られたペレットです。
充填剤や結合剤を一切使用していないため、健康的で香り高い風味が食材を引き立ててくれます。
出典:ASMOKE公式サイト
牛肉、鶏肉、豚肉、魚類、野菜など、さまざまな食材とも相性がよいことも魅力的!
また、天然のアップルウッドペレットは燃焼効率がよく、グリルの温度を素早く上げてくれます。
ニワっち
ポイント3.温度調節が簡単!
ASMOKE AS300には、カラーLEDPID温度制御機能が採用されています。
ダイヤル1つで、SMOKE(82度)からHIGH(260度)まで設定可能です。
設定した温度はデジタル表記されるうえ、自動で温度を保ってくれるので、火加減を気にする必要はありません。
さらに、付属されている肉芯温度計を使えば、食材内部の温度を測ることもできます。
ポイント4.どこでも使えて煙が少ない!
一般的なグリルマシーンと比較してみても、圧倒的に煙の量が少ないこともASMOKE AS300の魅力です。
海や川辺のBBQに限らず、自宅の庭でも安心して使えます。
2.ASMOKE AS300の使い方について
ここからは、ASMOKE AS300の使い方について紹介します。
最初の注意点として、ASMOKE AS300を使用するには電源が必要です。
定格電圧 | AC100〜120V |
---|---|
定格消費電力 | 230W |
定格周波数 | 50/60Hz |
ニワっち
今回使用したのは、「Jackeryポータブル電源400」です。
- ACアダプターによるコンセントからの充電が可能。
- AC出力はコンセントを1口。
- DC出力はUSB-A端子を2口。
- 自動車のシガーソケットも1口搭載。
スマホを充電しながら使うこともできるため便利ですよ。
ASMOKE AS300をポータブル電源に繋いだら、さっそくASMOKE AS300の準備をしましょう。
使い方1.アップルウッドペレットを入れる
まずは、アップルウッドペレットをASMOKE AS300の装填口に入れます。
入れた後は、装填口の蓋を閉めましょう。
使い方2.温度を設定する
次に、ダイヤルを回して電源を入れます。
右上の「F/C」ボタンで、温度表示をF(華氏)と℃(摂氏)に切り替えることも可能です。
使用したい温度にダイヤルを合わせれば、自動でペレットを装填して点火してくれるので、誰でも簡単に扱えます。
使い方3.食材を置いて調理する
設定した温度に達したら、さっそく食材を調理していきます。
今回は、焼き肉や蒸し鶏、魚や野菜の調理に挑戦しました。
ニワっち
3.ASMOKE AS300を使ってみた【評価】
最初に調理したのは、スペアリブ(豚の骨付きばら肉)です。
焼き網のスペースはとても広いので、一度にたくさんのお肉を焼くことができます。
別途付属されている焼き網をセットすれば、2段目にも食材を置けて便利です。
上記写真では、スペアリブと一緒にカマンベールチーズを焼いています。
ちなみに、お肉から出た油は、ASMOKE AS300の右横に付いているサイドバケットに流れる仕組みです。
ニワっち
ベビーリーフとカマンベールチーズをトッピングすれば、スペアリブ焼きの完成!
直火による香ばしさも再現できて、とても美味しく仕上がりました。
ブエノチキンとアクアパッツァも同時進行可能!
続いて、ブエノチキンと鯛のアクアパッツァを調理していきます。
ブエノチキンは時間がかかるため、先に投入。そして、空いてるスペースでは比較的早く焼けるソーセージや明太子を調理していきます。
こちらもしっかり火が通っていて、蒸し鶏が焼けるまでの前菜にピッタリでした。
焼き網の2段目では、焼きカプレーゼも作っています。
十分なスペースで、数種類の調理が同時進行できるのは本当に魅力的です。
蒸し鶏が少しずつ焼けてきたところで、そのまま鯛のアクアパッツァを同時進行で蒸していきます。
まずは、パプリカ、マッシュルーム、オリーブなどの食材から調理を開始。
ここで、蒸し鶏の内部まで火が通っているか確認するために肉芯温度計を使用しました。
温度は、正面デジタルパネルの上部に表示されます。
肉芯温度計の繋ぎ目は、耐熱性のロープ状になっています。そのため、食材に刺したまま上部の蓋を閉めることも可能ですよ。
ASMOKE AS300さえあれば、温度計や油を受け止めるバスケットを買う必要もありません。
数十分後、ブエノチキンとアクアパッツァが良い感じに仕上がってきました。
ニワっち
野菜や貝などと一緒に煮込んだ鯛のアクアパッツァは、身がホクホクで素材の味がしっかり染みていました。
丸鶏にニンニクや玉ねぎを詰めたブエノチキンの仕上がりも見てみましょう。
切れ目からは白い湯気が立ち、中までちゃんと火が通っているのが確認できます。
じっくりとローストして仕上げられたブエノチキンは、ニンニクや玉ねぎの旨味がギュッと凝縮されていました。
部位ごとにもさまざまな旨味や食感を楽しめ、BBQ会場のテンションも最高潮に。
燻製ベーコンやローストビーフもお手のもの!
最後は、燻製ベーコンとローストビーフにも挑戦!
設定温度を「SMOKE」に設定して食材を置くだけ。
低温調理が可能なASMOKE AS300だからこそ実現できる、超お手軽な調理方法です。
表面はしっかり焼けて、中はほどよくレアに仕上がりました。
燻製ベーコンは食べきれなかったため、各自で持ち帰って自宅調理をすることに。
燻製ベーコンであれば、その場で余ってしまっても持ち帰ってから寝かせ、翌日にはベーコンステーキにして食べることも可能です。
実際に使って感じた評価・レビュー
ASMOKE AS300は、誰でも簡単に、大人数でBBQが楽しみたい人におすすめです。
細かいBBQグッズを買い揃えなくても、たった1台でほとんどのグリル調理に対応できます。
また、専用のアップルウッドペレットによって、食材の風味もさらに増します。
味わいにこだわりたい人や、料理が苦手という人にこそ、活用してもらいたいポータブルグリルといえるでしょう。
4.ASMOKE AS300のメリット・デメリット
最後に、ASMOKE AS300のメリットやデメリットについてもまとめておきます。
ポータブルグリルとしての機能は十分に素晴らしいですが、環境や利用人数によっては不便に感じてしまう人もいるでしょう。
万能な機能性だけで評価するのではなく、自身の環境とも相談してみることが重要です。
ASMOKE AS300のメリット
ASMOKE AS300には、以下のようなメリットがあります。
- 幅広いグリル調理にたった1台で対応できる
- 天然のアップルウッドペレットを使っているから、健康・環境にもやさしい
- 温度管理は全て自動で行ってくれるから、グリル初心者でも安心して使える
- 煙が少ないからご近所にも迷惑になりにくい
やはり一番の魅力は、たった1台で8種類ものグリル調理が簡単にできることです。
ニワっち
また、アップルウッドペレットによる香り高い味わいは、明らかにBBQの質をワンランクアップさせてくれましたね。
煙が圧倒的に少ないことから、環境次第では自宅のバルコニーや庭などでも、極力ご近所に迷惑をかけずに利用できるのではないでしょうか。
家族や友人と、楽しいBBQの思い出を作りたい人には一役買ってくれるはずです。
ASMOKE AS300のデメリット
続いて、実際に使ってみて感じたデメリットは以下のとおりです。
- 電源がなければ使えない
- 本体が約20kgとちょっと重たい
- 少人数やソロキャンプで利用するには大きすぎる
ASMOKE AS300は便利ではありますが、電源がなければそもそも使うことはできません。
別途、ポータブル電源を用意しなければならない点は、やや面倒に感じる人もいるでしょう。
また、本体の重量は約20kgと重く、安定感はあるものの決して身軽とはいえません。
ソロキャンパーや2人組で楽しみたいという人達にとっては、やや大きすぎます。
少人数で楽しみたいのであれば、コンパクトなポータブルグリルのほうが使いやすいでしょう。
まとめ:ASMOKE AS300は本格的なグリル・スモークが楽しめる!
今回は、本格的なグリルやスモーク料理が楽しめるポータブルグリル「ASMOKE AS300」を紹介しました。
普段から大人数でBBQを楽しんでいる人や、より食材の質や味わいにこだわりたいと考えている人であれば、ASMOKE AS300はとても重宝するポータブルグリルです。
別途で電源が必要にはなりますが、さまざまな機材を買い揃える必要がないため、ストレスなく付き合っていけるでしょう。
ただし、本体の重量や大きさは決してミニマルではないため、少人数での利用にはやや不向きです。
自身の環境や利用人数と相談して、購入を検討するとよいでしょう。