たまに「〇〇の言う通りにしたら失敗した」みたいなことをSNSで見かけることがある。
日常的にも「〇〇のせいで…」みたいな話はたまに耳にするけど「いやいや、自分で選んだんでしょ?」ってその度に思ってしまう。
今回は「人生は自分で選んできた結果」という話をしていこうと思う。
「他人のせいにするな」人生は自分で選んできた結果でしかない
今回一番言いたいことは、自分の人生がうまくいかないことを他人のせいにしている限り、何も変えることはできないってこと。
生まれながらのステータスに個人差があるのは仕方ないけど、そんな自分の人生を他人のせいにするくらいなら、今の自分に出来ることを考えた方がよっぽど良い人生になる。
とは言っても、いきなり行動にするのだって簡単なことじゃない。
そんな時は、まず最初に行動に起こそうと思うのではなく、環境を変えることから始めればいい。
行動を変えたいなら環境を変えればいい
仮に旦那さんや奥さんがいるとして「毎日がパートナーのせいで台無し…」これって本当に相手のせいだろうか?
「相手が自分をイライラさせるから」という感情を選択しているのは、結局自分でしかない。
イビキがうるさいみたいな小さい要因なら、寝室を別にしたりといったことで解決できるかもしれない。
顔も見たくないのなら、別居したって別に構わないわけだ。
間違っても相手を変えようとは考えない方がいい。
「なんで分かってくれないの?」と期待するからイライラするのであって「この人はこういう人だから、自分に害が及ばない解決策を考えよう」くらいな方がいい。
人生は選択の繰り返し
誰しもが色んな出会いや別れを経験してきて、その度に様々な選択をしてきている。
数年前の話だけど、音楽仲間からこんな一言を言われたことがあった。
「ゴメンな〜、オレが〇〇を紹介したせいでお前の人生狂わせちゃって…」
長年自分が続けていたバンドと出会うキッカケをくれた音楽仲間に久しぶりに会ったときに言われた言葉。
確かに結果的にはバンドが売れることは出来なかったんだけど、この出会いを後悔したことは一度もない。
むしろこの出会いには感謝しかない。
全ては自分で選んだ結果でしかない
この時の結果を受け入れるか入れないかを決めるのはいつだって自分自身でしかない。
「アイツのせいでオレの人生はめちゃくちゃだ…」ってのはちょっと違う。
嫌なら断ればいいし、それが難しい状況なら「自分なら現状をどうしたいのか?」を考えなきゃいけない。
今回の例でいうなら、バンドが売れなかったのは紹介してもらったバンドが悪いのではなく、そこで「自分がどうするべきか?」を考えて行動できなかった自分自身の問題でしかない。
環境に依存し続けると思考は停止する
さらに深掘りするなら、自分はバンドという組織の中で常に「受け身」でしかなかった。
紹介されて入ったバンドは事務所に所属してプロの現場で音源を作っていたため、自分にとっては初めてのプロ活動だった。
「このバンドで頑張れば安泰だ」と、当初は安易に思っていた。
これじゃあ与えられた仕事を忠実にこなす社員やアルバイトとなんら変わりない。
バンドの場合は売れなきゃお金が入ってこないという違いはあるが、会社で与えられた仕事さえこなしていれば給料をもらえて生活はできるという感覚に近い。
しかし職場(バンド)がなくなった時に残るのは「与えられた仕事をこなす」というスキルだけ。
自分の場合は「ギターを弾く」これだけだ。
言い方は悪いけど…これってまぁ使い物にならない。
その事実に気付いた時にはすでに4年は経っていた。
自らの足で自分を売り込む
気付いてからようやく、自分で自分を売り込まなきゃいけないって気付いた。
だから馬鹿なりに考えて年間100本近いサポートライブをやったり、とにかく場数を増やして色んな人間に出会って、自分という一人のギタリストを売り込んだ。
結局は生活そのものが困難になってプロとしての音楽活動は引退…。
当時は「オレの20代は全て無駄だったなぁ…」って凹んだりもしたけど、30代後半になって何一つ無駄じゃなかったと気付いた。
自分で選んだ道が今に繋がる
信じられない話かもしれないけど、今は当時に出会った音楽仲間からライティングの仕事をもらってWEBライターとして働いている。
音楽をやっていた時からブログを書くのが好きだったから、PC経験すらなかったけど思い切ってWordPressを始めてみた。
「毎日記事を書いて生きていけたら楽しいかも」と思うようになり、勢いのまま仕事を辞めてWEBライター兼ブロガーとして新たに生きることにしてみた。
そんな自分の活動をSNSで発信し続けていたら、ポツポツ当時の音楽仲間から「仕事で記事を書かないか?」と連絡をもらうようになり、少しずつ安定した仕事に落ち着けるようになった。
…もしずっと思考停止の社畜状態で今日まで生きていたら、こんな巡り合いには発展していなかったはず。
「あんなバンドに出会ってなければ…」と、自分の選択ではなく全てを他人のせいにして生きてきていたら、誰も自分なんかに頼ってくれなかったと思う。
他人のせいにするってことは、自分の選択ミスを他人に押し付けるってことでもある。
そんな生き方じゃ人生がいい方向に向かうとは思えない。
まとめ:良い意味で自分勝手が一番ラク
少し話がズレた部分もあったけど、色々経験してきて最終的には「良い意味で自分勝手が一番ラク」って思うようになった。
どういうことかって言うと、人生は自分で選んだ結果論でしかなくて、その不正解や成功失敗に関係なく、全ては自己責任でしかないってこと。
そりゃあ納得のいかない事だって生きていれば山ほどある。
でも、それをいちいち「アイツのせいだ!」とか「あんなヤツに出会わなければ…」ってイライラするのは、疲れるだけだしデメリットが多すぎる。
別に事次第ではガッツリ凹んだり泣いたりしても構わない。
でもその後に考えるのは、理不尽に対する不満ではなく、今の自分に出来る事だけでいい。
もっと自分勝手に考えて、それらを自己責任として受け止めて、唯一無二の自分でいればいい。
そのために必要な環境を作り、行動を変えていけば、少しずつ付き合う人間や生き方も変わってくるから。
是非参考程度にしてみてほしい。